たまにネットやテレビ番組などで結婚詐欺に遭ってしまった女性の話を見かけます。


(どうしてそんなに簡単に騙されるのか?)と不思議に思いますが、そういう詐欺をする人はどういう女性ならターゲットにしやすくて、どんな風にすれば自分を信じ込ませることができるのかを熟知しているのでしょう。



「お金を貸して欲しい」と言うまでに、甘い言葉で優しく接し、素敵なレストランで美味しい料理をご馳走したり、プレゼントを贈ることで「愛情」を示し、女性が完全に自分を信じて愛していると確信してから「実は・・・」と話をして、お金を貸すことに女性が躊躇すると他の女性の存在をチラつかせ嫉妬心を刺激し、今自分がお金を貸さないとこの人は他の女性を選ぶかもしれないという不安を煽る手を使うそうです。



こういう話を聞くと「私は詐欺になんて遭わない、そんなのすぐにおかしいとわかる!」と思うかもしれませんが、男性と出会い、その人が優しいかどうか、自分を愛してくれているかをどうやって判断しているでしょうか?


自分に対していつも優しいから、ワガママを聞いてくれるから、欲しいものを買ってくれるしデートでは奢ってくれるからetc.というようなことで判断する人もいると思います。


そうすると、詐欺の手口と同じようなことを彼はしていて、たまたま詐欺ではなかっただけということになります。



つまり、こんな風に男性が自分にしてくれたこと、どんなプレゼントを贈ってくれたかでその人を知ったような気になるのは良くないのだと思います。



結婚相談所での出会いだった場合、男性はカウンセラーの指導でこんな風にすれば女性が喜ぶ、結婚したいのならこうしなさいと、カウンセラーに言われるままにしている場合があります。


日常での出会いで恋愛を経て結婚した場合も、女性にモテるためのマニュアルとかがありますので、それをただ実践しているだけの人もいます。



そういう人と結婚をしたらどうなるか?


釣った魚にエサはやらないタイプだった、優しかったのに別人のような態度になった・・・という、ある意味で詐欺に遭ったような気持ちになります。



その女性に振り向いてもらう手段として楽しませるためにデートを工夫したり、奢ったりプレゼントを贈っていた男性なら、結婚をして目的が達成されたらもうしない、となります。


愛情表現の一種として結婚後もしてくれる男性はいますが、しなくなった=愛情が無くなったわけではありませんが、結婚後もそれが続くと思っていた女性はガッカリします。






本質はその人の言葉ではなく行動に表れます


そしてそれは意中の相手に対してだけの行動では判断できないもの。

いいなぁと思っている相手に振り向いてもらうため、自分を良く見せようとするのは人のサガ。


だからその人の人間性(本質)を知ろうと思ったら、自分への接し方を抜きにして見ないとわからないのです。




男性を見る目がないと言う人がいますが、見るポイントが違っているのだと思います。

自分にとってどうか?で判断をするのは、ノリの良さとか相性を知るという意味ではOK。


だけどその人が本当に優しいかどうかは、自分以外の人や動物などに対しての接し方を見た方が正しい判断ができます。



話をちゃんと聞いて理解しようとしてくれるとか、誰よりも優先して会おうとしてくれる、不安にさせるような行動を取ったりしないということで愛情を感じ取る方がいいのです。

男性は本気で惚れた女性に大金を貸してくれなんて言いません。

身体の関係を求めても、女性がまだ早いから待って欲しいと言えば待ちます。



それを断っただけで男性が離れて行くのなら、そもそも本気の相手として見ていないか自己中心的な人なのでは?



人は嘘がつけるし、自分にとって不利なことより都合の良いことを相手に伝えようとします。



でも無意識の言動にはその人の本来の姿が出ます。


それを見落さずにキャッチできるようになれば、その人が信用できるのかどうかは自然とわかって来ます。



店員に対する態度、同僚や友人・家族のことを語る時の内容、一緒にTVを見ていて悲しいニュースが流れたらどういう発言をするのか、そういう自分とは関係のない素でいる時のその人の言動をよく見ていたら、その優しさが本物かどうかわかるのではないでしょうか。

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