人が結婚をする理由は、今と昔では違うようで本質的なところではあまり変わっていない気がします。
多分ですが、大昔は命を守るために単独行動より数人~集団でいる方が安全だし、それぞれが得意なことをして役割分担で協力し合う方がより良い暮らしを保てたからではないでしょうか。
そして動物と同じで子孫を残し自分たちが途絶えないようにしていた。
だけど『組』を作らないままではいろいろと問題が起こって来たから、そこから夫婦という組み合わせを決め、夫婦から生まれた子供を含めたグループを1つの家族としたのかな?と。
一夫多妻制の国は、その方が都合がいいと考えた人がいて、特にその国で大きな問題になっていないので今の国民も受け入れているのかもしれません。
ちなみに哺乳類で一夫一妻でいるのはたったの3%だそうです。
ほとんどの哺乳類が相手を替えて子供を作っているのですね。
現在の結婚、夫婦の在り方は別居婚、週末婚、夫婦別姓などいろんな形ができていて、結婚をしないという選択もアリになって来ています。
ひと昔前だと、結婚しない派はあまり認められず、
結婚しない人=結婚がしたくてもできない人
と思われていて、
そう思われている人が、理解できそうにない言動を取ると、
だから結婚できないのよ
と、既婚者に蔑むような言われ方をされていました💧
今でも言う人はいますね。
若い世代の人は違うかもしれませんが、40代以上の人はごく普通にそう言います。
私もムカッと来た時につい言ってしまいそうになりますが、実はこのセリフが大嫌いです。
既婚者にも子供のいる人にもおかしな人はたくさんいるのに、誰も
あんな性格だから結婚して子供も産んで苦労しているのよ
とは言わない。
だから結婚できないのよには、結婚している方が偉いのだという見下しの感情が込められている。
そこが嫌です。
独身の頃、きっと私も陰でそう言われていたのだろうな~と思うと腹が立つので、今は理想ばかり追い求め現実を見ない人にだけ限定して、だから結婚できないと思うようにしています。
いろんなことがOKな時代になって考え方や価値観にも変化はありますが、なぜか『結婚』に関しては昔からの考えが根付いているな~、そう感じる時があります。
個人ではそれぞれの形でいいじゃない?と思っていても、世間や社会がまだそれを認めないというか。
交際していたら「結婚はしないの?」と必ず聞かれるし、有名人カップルも結婚するかしないのかをずっと気にして週刊誌は追いかけていますよね。
女性も働くことが当たり前になった今でも、専業主婦がいいと思う女性は大昔からの考えをそのまま引き継いでいるのでしょう。
結婚は自分を守ってくれる安全なものと思っているし、治療をしてでも絶対に子供を産みたいというのも、本能にすごく忠実なのだと思います。
私のように子供は天からの授かりものだから無理をしてまで欲しいと思わない、というのは後からできた考え方じゃないのかな?
実は離婚をした時、正直もう結婚はいいかな・・・と思っていました。
向いてないみたいだし、例え恋人ができても子供を持ちたいと思わないのなら結婚する必要はないだろうと。
それでも今の夫と結婚しようと思ったのは、一人でいる時より夫といる時の方が自然に思えて来たからです。
籍を入れる前から一緒に暮らしていたので、お互いの生活習慣やちょっとした考え方の違いなどもよくわかっていたし、この人の前では自分が自分のままでいられたのですよね。
たまたま入ったカフェにWith6月号が置いてあり、パラパラとめくっていたら「結婚ってなんだ!?」という大特集記事が掲載されていて、既婚者も独身者も、2回も浮気され世間をザワつかせた元政治家夫婦とかも(苦笑)、いろんな人が結婚について語っていて。
さらっとしか読んでいませんが、コロナで先行き不安なこういう時だからこそ、結婚とか夫婦とかを真剣に考える人も増えているのでしょう。
何にも囚われず自由に選択して生きて行きたいけど、なぜか『結婚』だけは(するしないに関係なく)気になってしまう。
これは一種の洗脳のようなものなのか、それとも本能なのか。
もし本能だとしたら、人生で1度は必ず
する・しない
について考え、もしするとしたら
どんな人とどんな結婚を?
というのを考える時が来るということで、避けては通れないのかもしれません。