スポーツの世界やビジネスにおいては、『結果』が全てだったり重要視されがちですが、人が取る行動の全てにおいて本人が納得できるような、周りも認めるような良い結果が出ることは滅多にありません。
オリンピックで表彰台に上がれる人は各競技3名だけ。
その3名に入れなかったとしたら確かに悔しい思いはするけれど、じゃあこれまでその競技を続けて来たことや努力をして来たことに何の意味もない、無駄だったのか?と言えば、そんなことはない。
目標を立てて頑張って来たことにも十分意味があり、それが自信に繋がります。
結果を出すことを全てだと思い、結果を出せなかった自分を責める。
これを繰り返すから自己肯定感は低いままなのです。
もちろん結果は伴っていた方がいいです。
結果が出ないとモチベーションの維持ができないこともあります。
それでも、
一生懸命頑張った自分を自分で責めてはいけない
もし手を抜いていたのなら反省は大事だし、頑張った方法が違っていたのなら今後の課題として改善して行くことは必要ですが、結果を出せなかった自分を責めることは自信喪失に繋がるだけで、そんなことをしていたらいつまで経っても自己肯定感を高めることはできません。
まずは頑張った自分を褒める
行動を起こしただけでも、何もしないよりずっといい。
結果が出せるようにまた頑張って行けばいいし、頑張って頑張り抜いたからもうこれ以上は無理となったのなら、自分自身に「よく頑張ったね。お疲れ様」と声をかけてあげ、一休みするのもアリだし、やめる決断をするのもアリ。
それを逃げたとか、諦めた自分は情けないと思う必要はないと思います。
勇気を出して告白をしたけど振られてしまった。
悲しいけど、
『自分の思いを伝えたい』
という本来の告白の目的はちゃんと達成できています。
告白にOKを出すかどうかは相手の気持ち次第。
だからOKをもらえなかったのは努力不足とか自分が悪いということではなくて、望んだ結果にならなかっただけ。
婚活でも仕事でも趣味でも、目的や目標があって結果を出したいと本気で目指していることなら、一時落ち込んでもそのうち元気は回復し自然と力が沸いて来て、よし!また頑張ろうと思えるはず。
見返りを期待せず、結果が全てとは思わず、
もっと気楽な気持ちでただ自分がしたいことをする。
そしてその行動を起こした自分を認める。
この積み重ねが自己肯定に繋がって行くように思います。
★オリンピックで金メダルを9つ獲得した元陸上競技選手 カール・ルイス氏の名言
It’s all about the journey, not the outcome.
すべては過程だ。結果ではない。
(☟こちらも合わせてお読みくださいませ)
1番の味方は自分自身だということを忘れない