恋人が欲しい時、結婚相手を探している時


「いい男がなかなかいないよね~」

「いい女って全然いないよね」



と、男女どちらもこんな風に言います。




私も結婚前はよくそう言ってました(;^_^A


好きな人すらいないのに結婚がしたいと思っていた時ほどそんな風に「いい人いないかな?」って思うんですよね~





とくにモテない系の男性が「いい女がいない」と言うのは、たいてい(今の)


自分に不釣り合いな若くて可愛い女性を求めている時。


つまり、客観的に自分が見れてなくて理想を追い求めている場合ですね。





女性が「いい男がいない」と言うのは男性とはちょっと違って、


誰もが羨ましがるような男性をイメージしている時

平均であれば十分と(別に理想が高いわけじゃないという意味で)言っている時


があって、他者評価を基準に考えているからです。




モテない男性は「いい女」がいないから自分には彼女もいないし独身なんだと言いたい。



それに対して女性は、自分に合う人を探そうとせず、世の中の平均以上かみんなが良いと思う男性を探そうとしているので「いい男」がいないとなるのですね。





少し考えて欲しいのですが、友人になる時に「どこかにいい友人いないかな~」と探しませんよね?



職場や趣味の場などで出会って、会話をする中で共通の話題が見つかったり気が合って自然と仲良くなるだけで、この人の友人になろうと思ってなるわけではありません。




友人だと今の自分に合う人を選んで親しくできるのに(無理をしてまで友人になろうとしないのに)、どうしてその対象が恋人や結婚相手になった時だけ理想や条件を持ち出し、自分ではなく世間一般に基準を合わせて探すのでしょう??








例えば、今年の冬があまりにも寒いのでダウンコートを絶対に買おう!と思ったとします。


だけど色・デザイン・金額・素材など全てにおいて自分の希望に合う物がなかったら?



防寒のために本当に必要なら、今見て来た中で納得できる1着を買うはず。




店員から「これが1番売れていますよ~」と勧められても、似合うと思えなかったり気に入らなかったら、やっぱり自分が気に入っている方を買うと思います。




完璧に好みの物が見つからないので買わないという人がいたら、

そもそもダウンコートはそこまで必要じゃなかった・・・ということになります。




あるいは、自分がどういうダウンが欲しいのか全くイメージができず、店員に言われるまま似合うとも思えない高いコートを断れずに買ってしまうのならそれはそれで問題かも💦





このダウンコートを恋愛や結婚に置き換えて考えてみると、わかりやすいかな?と思います。









婚活をしているのに今まで出会った相手全員にダメ出しをする人は最初から完璧な相手を求め過ぎか、本気で結婚を考えていない(1人の方がマシと思っている)



いい人がいないと嘆いたり、どういう相手を選んでいいかわからないと言う人は自分の好みや合う人がわかっていない。



みんながしてるから、親がこういう人がいいと言うから・・・で結婚を決めようとする人は、自分の意思で決めるという習慣ができていない。






親が許可してくれるかどうか、友人に羨ましいと言ってもらえるかどうかで判断したとしても、その相手と一緒に過ごすのは自分です。



だったら、申し分無い条件だけど言いたいことも言えなくて気を遣ってしまうような相手より、自分に合う人を選んで毎日心地よく幸せに過ごせる方がいいのでは?







婚活をしている人の多くは「普通でいいのに・・・」と言いますが、誰もが1つや2つぐらいの欠点はあるし、第一印象があまり良くない人(欠点が先に目につく人)、ここは良いけどこっちがちょっとね・・・ってことはあります。




顔も平均、身長も低くない、頭も普通に良くてごく普通の会社に勤め、年収もまぁまぁ、それで性格も普通で、その家族や交友関係も全く問題ナシって人がいると思いますか?



しかも何を基準にして『普通』と言っているのでしょう? 





「いい人」「普通の人」、今の自分には分不相応な「理想の人」を探している限り、きっと相手は見つからないでしょう。


いや見つかっても相手が振り向いてくれるとは限らない、が正しいかな?





理想とする結婚相手、普通で十分と思っている運命の相手を探している人は、誰と出会っても無意識にその『枠』に当てはまるかどうかを見ているだけで、その人自身のことを何も見ようとしていません。



いい人を探している人に限って、相手からは「どうでもいい人」に思われてしまう・・・なんてこともあります。

だって見てくれているのは自分自身ではなく、付き合えるかどうか条件に当てはまるかどうかしか見ようとしていないのだから、それを察知したら(あ、この人もそういうタイプね)としらけてしまい対象外にしてもおかしくはない。






結婚相談所のお見合いや出会い系アプリで知り合った人でも、この人が私の相手なの?という目で見るのではなく、友人を作る時と同じぐらいのスタンスでいた方がお互いのことがよくわかり、縁のある人も自然と見つけやすいと思います。




生理的に無理という人以外はまずは出会ったらどんな人なのか知るために会話をしてみる。


1・2回ほんの数時間会っただけではお互いの一部しか見れていないので、それで付き合うか断るかを決めてしまっていると、いつまでも「いい人がいない」から抜け出せないでしょう。




誰もが良いと思うようないい人を探したり、漠然と相手を探していてもご縁が繋がる人は見つかりません。




人と違っても、私はこういう男性がいいな~と言える人、自分に合うタイプがわかっている人、自分に興味を持とうとしない相手に執着して追いかけない人が恋愛も結婚もできるのだと思います。

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