結婚相談所で婚活をしている女性会員の話をいろいろ聞いていると、本当にいろんな考えの人がいるのだなぁと改めて気づきます。
そして、いわゆるダメ男ばかり好きになってしまう傾向の人や、モラハラ気質の人を引き寄せてしまうタイプなども何となくわかって来ます。
恋愛期間を経て相手をそれなりに見て結婚したはずなのに、結婚後に(え・・・?)となってしまうのは、あることに気づかないか、気づいていても無視をするから。
それは『違和感』です。
浮気性の人やモラハラ気質の人などは、それなりにその人の日頃の言葉遣いや態度をしっかり見ていたら、いくつも気づけるようなヒントが出ています。
他の人との交際で浮気を繰り返していた人が、自分との交際では絶対に浮気はしない、なんてことはないのです。
見落していたか、ちゃんと見ようとしなかった、あるいは自分だけは大丈夫と思っていただけ。
自分に自信がなくて自己主張しない、周りに合わせることばかりしてしまう人の中に多いです。
「この人には自分がついていないとダメなの」と、子離れできない母親のような強い母性を持っている人も、その男性のおかしさに気づけないか、気づいているのに気づかないフリをしたりします。
人や動物には防衛本能があるので、身を守るためにとっさに危険を回避するのは当たり前のこと。
だけど中にはずっと心身ともに誰かの攻撃を受けて来たことにより耐性ができてしまっていたり、抵抗することを諦めたりして感覚がマヒしてしまうことがあります。
洗脳されてしまった人が正しく物事を判断できなくなるのも同じこと。
そうなると周りはみんな気づいているのに自分だけがその人に対して違和感を持てず、自分が原因で相手を怒らせたとか、自分の頑張りが足りないせいで相手に嫌われたという風に、常に自分のせいにしてしまうクセがつくことも。
また、自分の感情にフタをし続けたり、ちょっとした違和感に対しても(気のせいかも?)と軽く考え気づかないフリをし続けると、結婚後に(やっぱりそうだったんだ・・・)と無視をしていた違和感の正体をはっきりと自覚することになったりします。

だから違和感を少しでも持った時は見落さない方がいいのです。
もちろん単に性格や考え方が合わなくて違和感を持つこともあるので、それは別に問題ではありません。
あきらかに甘い言葉やおいしい話で近づいて来たり、初めて会うのに妙に馴れ馴れしくて女性の扱いをよくわかってそうだなと思ったり、知り合って間もないのにこちらのことをよく理解しているかのような発言をしたり。
逆にいつも自分の言うことは否定される、違う意見を言うと言い負かそうとして来るとか、人格を破壊されそうと感じた時は、相手に対して疑問を持った方がいいと思います。
違和感を無視し続けた結果、防衛本能が正しく作動されなくなると、悪意のある人に気づけず騙されたり支配されたりして、善悪の区別もしにくくなります。
強く抱いた違和感は危険信号と同じ
正しく察知しようと思ったら、日頃から自分にとって正しいと思うことは何かを頭に入れておき、これは人としてしてはいけないという考えもしっかりと持っておくことが大事かなと思います。
自分の中に正しい判断ができるブレない軸ができたら、どんな人が近づいて来ても、一見魅力的だと感じる相手と出会っても、その人の言動から『信用できる・信用していはいけない』が見えて来るようになるのではないでしょうか。
(☟こちらも合わせてお読みくださいませ)
後回しにしたり、見ないフリをしても問題は消えない