恋愛に関係のあることわざで有名なのは『あばたもえくぼ』
醜いあばた(天然痘、その治った跡のくぼみ)でさえ可愛いえくぼに見える、好きになると欠点でさえ長所に思えるという例えで、恋をした人の心理を表わした誰でも知っていることざわですね。
恋愛中の、とくに初期の頃や片想いが実った時などはそういう状態になります。
もうこの人しかいない!、と周りが見えなくなって『恋は盲目』となる人もいます。
でも結婚をした後もそういう状態が保てる人って少ない。
よく恋愛の賞味期限は3年と言われますが、トキメキとかドキドキってそんなに長く続かないもので、好きという感情はやがて(家族)愛に変わるか可愛さ余って憎さ100倍あるいは無関心(興味がなくなる)などに変わり、いずれにしても結婚をしたら『恋』は終わります。
夢の世界から一転、日常=現実の世界で生きることになるからです。
『離婚』を切り出すのは男性よりも女性の方が圧倒的に多いのだそう。
それだけ女性の方が自分を出せず相手に合わせて無理や我慢をし、相手に期待しても失望するだけだと諦めたり、一人で何でも抱え込み、ある日プツンと最後の糸が切れてしまうのかもしれません。
妻から離婚を切り出されるまで妻の異変に気づかない男性は、これといった大きな問題が無ければ家庭とはこんなもので自分たちは上手く行っているとさえ思っているので、まさか妻が内心で不満を溜め込み離婚を本気で考えているとは想像もしていません。
妻の気持ちを想像もしないから相手の立場になって考えることができず、優しく労いの言葉をかけたり、感謝を口にすることができないのかも・・・。
私は前の結婚では離婚を考えてから実行に移すまでに数年かけています。
離婚が認められるような重大な事項(浮気、暴力、借金等)が無かったので、元夫に納得してもらえるかどうか?が全てでした。
考え始めた頃から元夫にもその気持ちを伝えていましたが、いざ離婚しようとしたら、本気だと受け取っていなかったらしく、どうして離婚をしないといけないのか?と言う元夫を説得するのにさらに半年以上かけました。

えくぼがあばたに思えたら終わり
実際に私が友人に言ったセリフです。
これぐらい感情が冷めきって、冷静にこれからのことやお互いの人生を考えて、これ以上結婚生活を続ける意味がないと判断をして離婚を決めれば後悔はしません。
離婚は、感情的に決めてはいけないのです。
『女心と秋の空』と言うように、気持ちはいろんな出来事に左右され変化して行きます。
喧嘩をした勢いでとか、イライラした感情をぶつける形で離婚を選ぶと、後悔するかまた次の相手とも同じことを繰り返すかもしれません。
自分の気持ちを夫が理解してくれない、大事にされていないと感じて離婚を考えるのは、そこに隠された本心を見落すことになります。
本心はもうその気持ちの中に表れています。
私を理解して欲しい
もっと大事にして欲しい
言葉に出して感謝や思いを伝えて欲しい
これが本心で、離婚したいは本心ではなく辛いことから逃げ出したい気持ちです。
私のような、ただ結婚がしたくて結婚をしてしまった、もう相手への気持ちはない、という理由で離婚をしようと思ったら、自分勝手&無責任と見なされ、裁判になった場合ほぼ離婚は認められません。
「好きだから結婚する」はアリでも、
「好きじゃなくなったから離婚したい」はダメ
ということ。
まぁでもそりゃそうですよね、「好きじゃなくなったから離婚したい」を「はいOK!」と認めてしまったら、小さな子供がいて無職なのに「女性として見れなくなった」と夫からの一方的な言い分で離婚することになった・・・という女性がきっと増えてしまう。
自分でその相手を選んで結婚をしたということに、もっと責任を持ちましょう
ということなのだと思います。
結婚と離婚は自分の人生だけじゃなく、
相手の人生(子供の人生)にも大きな影響を与えてしまう。
したいからする、嫌になったからやめるという趣味などとは明らかに違う。
好きな人と結婚をしたのなら、せっかく縁があって一緒になれたのだから、簡単に離婚を口に出したりせずに、冷静になってよく考え、一時の感情で決めてしまわないことをおススメします。
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