世の中はずいぶん変わったなぁと思うものの1つが『整形』に対する考え方。




前は見られる職業(女優やモデルなど)の方たちが、美を保つためにしていた程度だった気がしますが、今の10代20代で整形をしたいと思う人は、本来の顔とは違う顔になりたいぐらいの、今の顔を否定した上で理想顔になりたいと言う人もいますよね。




SNSの影響が大きいのでしょう。


アプリで気軽に加工できてしまうのも整形欲を煽っていますよね💧






美容整形外科医である高須クリニックの先生ですら今の『整形沼』にハマる若者の異常性を訴えるぐらいなので、整形する必要のない人たちまで整形の相談に来ることが多いのかもしれません。





私は別に賛成でも反対でもなくて、したい人はしたらいいんじゃないの?その人の顔だし(私には関係がない)というのが本音。




髪を染める、歯をオールインプラントにするのも広い意味では同じですもんね。





ただ、何のためにするのかという目的を明確に持ち、起こりうるリスクや将来のことも想定していた方がいいとは思います。






整形を公表しビフォーアフターをUPする人が増えていますが、10年後には後悔してるかもしれないし。




5年後も同じようにTikTokが流行っているかはわからないし、インスタで自撮り写真をUPするというのもそういう人が増え過ぎると飽きられて衰退することもあるだろうし。




アプリで加工した顔を若い世代は可愛いと思うみたいですが、不自然さを苦手とする人はいるし、人気の顔立ちにも流行があるんですよね~(;^_^A




異常に目が大きくてアゴの細い人形のような顔がもてはやされる時代がいつ終わるかわからなくて。





なので今みんなそうしているから自分も乗っかる!という人はよく考えた方がいいと思います。






私が思う、整形をしても後悔しないタイプは



美を武器に男社会をのし上がって行くタフなメンタルの人


ここまででやめると、自制心がしっかり働く人




顔出しバンバンして派手なパフォーマンスで注目を集めた先に、ビジネスを成功させるという野望のある人は、手段として整形して美を手に入れるのもアリかな?と。




いわゆる何かを始める時に形から入る人ですね。



テニスを始める時にフェデラーと同じウェアとラケットを用意して、フェデラーになり切って上達して行く人は外見を強く(美しく)することで言動が変わりやすい。






逆にやめておいた方が良いのは



上手く行かないのは外見のせいだと思い込み、自信を持ちたいからと整形に頼るメンタルの弱い人


自制心が効かず、客観的に自分を見れない流されやすい人








結婚相談所の会員で実際にいたんですよね。



男性カウンセラーから見ても十分可愛いのに婚活のためになんで整形を?という女性が。


結婚できないのは外見のせいだと思い込み、婚活をするのなら顔を変えないといけないと言い出して。




こういうタイプは自分の顔を客観視できず認識がおかしくなっているので、恋愛や結婚ができないとしたら顔ではなくそのメンタルとか考え方のせいです。





コンプレックスが許せない、アプリ加工された顔に近づけたい、加工されていない本来の顔に拒否反応を示すようになるとかは



*歪んだ自己愛
*完璧主義
*強い承認欲求
*外見至上主義
*自信のなさ&自己肯定できない





などが整形願望の奥に隠されていて、高須先生も言われているように認知の歪みを自覚した方がいい





自分はいったい何に飢えていて

整形によって何を解消したいと

思っているのか





例えば強過ぎる承認欲求は、身近に自分を心から大切に思ってくれる人がいない、自分が自分を認めることができないから不特定多数に求めてしまうということがあります。





そうすると、整形をして美しくなって多くの人からいいねがもらえたとしても同時にアンチも現れて誹謗中傷をされるようになり、さらに傷つくこともあるでしょう。




モテるようになっても外見目当ての男性しか近づいて来ない上もっと若くて可愛い女性に奪われるかもしれないので、やっぱり誰も私のことを心から愛してくれる人などいない、というのは解消されないままになります。




コンプレックスは誰にでもあるのにそれが許せないとなってしまうと、おそらく加齢も認めたくないとなるので30年後にどんなメンタルになっているのかな?と心配になりますね。





自信のなさ&自己肯定できないというのも、整形して綺麗になれば自信がついて自己肯定感が高まると思っている時点で間違っているので、そういう人は整形をしても今度はまた別のことが気になって不安を抱えたり、常に緊張した精神状態で整形後の日々を過ごすことになるんじゃないでしょうか。






自制心のある人は「毎回アイプチをするのが面倒なので二重まぶたの整形だけした」で済みますが、どんなことも最初の一歩だけすごく勇気が要るけど1度してしまうとハードルが下がるので、「やぱり鼻筋がもっと通っている方がいいかも?」と今度は鼻をいじって・・・と自制心がない人は沼に落ちて行きます。





繰り返しますが、



何のために
何に悩んでいて整形したいのか?



をよく考えた方がいいと思います。





本当に顔が気になって恋愛もできない、人と会話もできないなど『顔』そのものが悩みなら整形すると良いかもしれませんが、自分に自信が持てなくて恋愛が上手く行かないというのが悩みで整形をしても内面の問題なので整形では解決できないでしょう。






内面から来る悩みや苦しみ、誰からも必要とされないことで感じる孤独とか寂しさは、外見を整えて他者から承認されただけでは解消されないことも多いです。





外見の悩みは外見を磨くことで解消されますが、心の問題は自分の内面と向き合って今の自分をしっかり見ようとしない限り解消されることはありません。




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