4月からまた新しいドラマが続々と始まりました。


1月始まりのドラマほど夢中になれそうなものはまだありませんが、松たか子さん主演の「大豆田とわ子と三人の元夫」は少しぶっ飛んだ内容でめちゃくちゃ面白く展開が楽しみです。


そして竹野内豊さん主演の月9ドラマ「イチケイのカラス」は、少し出来過ぎな内容に思えますが、正しいこと貫こうとする主人公の一貫した態度が頼もしく感じます。



そのイチケイのカラス 第2話の中で、ある裁判官が「裁判官が1番してはいけないことは間違えることだ」と言いながら、自分の間違いを決して認めず、汚い手を使って揉み消そうとするシーンが出て来ました。


それに対して竹野内さん演じる主人公・みちおは「人は間違えることもあります。 裁判官が1番してはいけないのは、間違えた時にそれを認めないことだと思います」と言って、差し戻し裁判となった案件の被告人に無罪を言い渡し、誤審を認めようとしない裁判官の代わりに謝罪をしました。




間違いを認めない、間違えても謝罪をしない人はドラマの中だけではありません。


身近にもいるし、有名人や政治家にもそういう人はたくさんいます。
言い訳ばかり繰り返し、自分がなぜ責められているのか理解できない人もいます。


プライドの高さから認めて謝るなんて絶対にしたくないという人もいるでしょうし、認めたら最後、自分が不利な立場になるのだけは避けたいという自己保身から認めない人もいる。



でも1番やっかいなのは、間違えたことにも気づけず、何が悪いのかサッパリわからない・・・という人ではないでしょうか。



プライドの高さや自己保身から認めようとしない人は、自分の犯したミスを自覚した上で謝罪はしたくないと思って逃げているだけですが、「一体何が悪いのか?」と思うような人は、客観的に物事が見れない、周囲の意見に耳を傾けることすらできない人だと思います。


そういう人は何度も同じ過ちを繰り返します。


そして間違いを認められない人は信用を失います。




他人のことだったら言い訳ばかりしている姿を見て「みっともないなー さっさと認めて謝ればいいのに」と思いますが、いざ自分が同じような立場になると冷静さを失って、とっさにミスを認めようとしないこともあるかもしれません。


その人が悪いわけでもないのに口グセのように「すみません、すみません💦」と謝っているのもどうなのか・・・ですし。



アメリカ留学経験のあった社長の会社で働いていた頃は、「絶対に謝るな。 謝るとこちらが悪いということになり、アメリカだったら裁判になった時に不利になる」と言われたこともあって、そうなると謝るべきなのか、謝ることは良くないのか、何が正解なのかわからなくなりますね(苦笑)


スミレの花言葉は「誠実」「小さな幸せ」



私は自分がしたことではなくても、お客様からサービス内容等に対して不満や苦情を言って来られた時、きちんと謝罪することが大事だし会社の人間として当たり前と思っていて、実際にそれで大きな問題にならずに済んだこともありましたが、1度そんな風にしてしまうと、ややこしいお客様が現れて他の人の手に負えない(対応するのが面倒)となった場合、全く関係のない私に回されるようになってしまい・・・💧


やらかした本人は自分は悪くないと知らん顔で、その上の責任者もお客様がちゃんと話をしたのに回答をしなかったらしく、そりゃあ怒って当然ですよねということもありました。


でも「一人でもちゃんと対応して謝ってくれた人がいたことで救われた」と、さんざん怒っていたお客様も最後は落ち着いて「あなたは何も悪くない」とまで言ってくれたこともあったので、謝罪をしてお客様の怒りを受け止めることは必要だと思います。



謝る=間違いを認めることでもありますが、誠意を見せることでもあります。


何を言っても余計に叩かれるはめになる有名人や、今まさに借金返済の件で大きな話題となっている人は、誠意を感じられる態度ではないので、みんなに納得をしてもらえないのでしょう。



まぁでも結局は、人からどう思われるかより、自分で自分を軽蔑したくなるようなことだけはしたくないので、自己保身などには走らず、間違ったことも潔く認められる人間でいたいものです。