何かの相談を占い師やカウンセラーにすると「それは自己肯定できていないからでしょう」みたいなことを言われた人ってけっこういるんじゃないかと思います。




私は何でもかんでも自己肯定感のせいにするのはおかしいと思うからなるべく言わないようにしてるけど、友人や相談者様の方から「自信がなくて・・・」「自己肯定感が低いから」と聞かされることは多いです。




そして自らそんな風に言う人の中には(いやいや全然そんなことないと思いますよ?)とツッコミたくなる


私は他の人とは違う


という優越感(特別意識)を持っている人



私って可哀そう


って感じのいつでも自分だけ悲劇のヒロイン、もしくは被害者意識の塊に思える人たちがいます。





こんなに頑張っているのに
認めてもらえない

私が悪いんじゃないのにどうして?



時には誰だってこんな風に思うことはあるし自己愛は必要なもの。




だから自分を振り返ったり反省できるのなら自己愛があっても全く問題ない。




思い通りになっていないこと、気に入らない出来事は全て自分以外のせいという発想だったり、自己肯定できていないから他者評価&賞賛を求めていることに気づけないでいるのはマズいと思います。





全然知らない人だけどそういうタイプのSNSを見ていると、本人は自信のなかった私が努力を重ねて自分を肯定できるようになったことを書いているつもりでも○○のおかげで自己肯定できるようになった自分をアピールしたいとか素敵になった私を周りに認めさせたいという思いが透けて見えることが・・・



いやいやそれは自己愛承認欲求思い込みが高まっているだけじゃないかと感じて(大丈夫かな?この人)とか思ってしまう💦(余計なお世話なんだけど)



※○○部分には科学的根拠のない怪しげな魂の浄化、ブロック解除方法、潜在意識の書き換えなどが入ります






自己愛が強めな人たちを支えているのは『私は悪くない』『可哀そうな自分』の2本柱。



『私は間違ってない、変わる必要もない』という気持ちも強いため「あなたの苦しみは前世の罪を背負わされているせい」「世の中に馴染めないのは魂が宇宙人だからです」という、ほんまかいな?という言葉を喜んで受け入れて、ひたすら肯定してくれる占いやスピ系を好みます。



内面と向き合わなければいけないカウンセリングは避ける傾向に。



自分にも原因がある(良くない部分がある)というのを認めることは苦痛でしかないから。





自己肯定感の高い人は現状を受け入れて自分の中にある上手く行かない原因を探せます。



「こういう部分を変えて行けばもっと良くなりますよ」というアドバイスを否定されたとは受け取らない。


「なるほど~ それが上手く行かない原因だったかもしれないです」と普通に聞けるんです。



この部分が全く違う。





だから自己肯定できている人とできていない人は、誰かの話を(その人の意見として)素直に聞けるかどうかでわかります。




誰かの意見やアドバイスを上から目線と捉えて感情的・攻撃的になる、求めていたような話が聞けないとやっぱりこの人も私を理解してくれないと思うのは自己愛が強い人の特徴。



「私とは違うけど、この人はこういう考えなんだな」「なるほど、そういう考え方もあるのか」「あ、私の未熟な部分、気がつかなかったことを教えてくれたんだな」と思えなくて、いつでも私が○○された私は○○してもらえないという話になります💧




何より自己愛の強い人は親切親身になってくれる相手、長い付き合いの友人さえも気に入らないと牙を向けます。



私を傷つける相手は許せない


ずっとそうやって他者を悪者にすることで自分を守って来たのでしょう。







今三島由紀夫の『美しい星』という小説を読んでいますが、登場人物の多くが「自分は金星や火星など宇宙から地球にやって来た」と信じていて(;´∀`)



世の中が面白くない、実力を認めてもらえない、思い通りにならないのは地球人じゃなかったからだと言い、地球人より高い位置に自分を置き周りの人間を見下すことで自分を保とうとする、というなかなか風刺の効いたストーリー。




宇宙人と信じている本人以外は(小説の読者には)その人自身の至らなさとか欠点、考え方などが偏っているせいで不満な世の中になっていると気づけるのに、自分の弱さ・愚かさ・間違いを認められないプライドの高い登場人物たちは滑稽な存在になっているとわからない。




これはそのまま現代の自己愛が強過ぎる人に置き換えられるよなぁ、これを私が生まれる前に書いた三島由紀夫はやっぱりすごいと思いました。





話が逸れたけど、物事が上手く行かない原因を全て『自信がないから』『自己肯定感が低いせい』にしている人は気をつけてくださいね。



どんなケースでもこの2つを理由に挙げる=私が悪いんじゃない、と言ってることになり、問題のない自己愛が良くない自己愛に進んでしまうかもしれません。




これらが本当の原因の場合もあるけど、上手く行かない理由はそれが全てではないので。




それに「私のどういう考え方・行動・思考グセが原因でこうなってしまったんだろう?」と考え、至らなさも受け入れるようにならない限り自己肯定感が高まることはないです。




自己肯定できていたら違う意見など取り入れて成長して行けますが、自己愛が強過ぎると伸びないし頑固さが増すのみ。




都合よく物事を解釈する術を覚え、実際は何も変わらないのに「私ってすごい」とさらに勘違いが進んで他人を見下したり、敵を作って最終的には孤立する可能性すらありますので・・・



(☟こちらも合わせてお読みください)
悩むのは自己肯定できているから




5日間☘簡単ワークで自己理解を深めるお手伝いします ☘過去の傷を癒し自分らしく生きるための優しいカウンセリング