いろんな人の相談に乗っていると途中であることに気づきます。



上手く行く人と行かない人


変わろうとする人と、
変わりたいのに変われない人




に分かれると。






例えばダイエット。


ダイエット本を買っただけで実行しない、お菓子をやめないとね~と言いながら食べ続ける。


どれだけパーソナルジム等にお金を出したところで、誰かが代わりにダイエットをしてくれて痩せられるわけじゃない。



世の中には痩せるための動画などあらゆるノウハウが溢れていてそれを取り入れれば良いだけなのに、本気で痩せたいと思いつつ痩せるための行動が起こせていなければ痩せるはずがありません。




もうおわかりと思いますが、上手く行く人と行かない人の差、変わることができる人と変わりたいのに変われない人の違いは




それをすれば上手く行く

この方法だと○○できる



という情報やアドバイスを、




実行するかしないか



です。





「わかりました! やってみます!!」と言ってすぐに「彼に連絡して話し合えることになりました」と報告をくれる人は、上手く行くようになるし変わることができる人。



「わかってはいるんですけど・・・」「そんな簡単にできません」と、はねのける人が何事も上手く行かなくて変わることもできない人。






有料の占いや悩み相談をする人は前向きな行動が起こせているように思えますが、大切なのはその後でどういう行動に出るか?なのです。




「占いでこう言われたから私はこのままでいい」と安堵して変わらなくていい理由にしてしまう人、自分では動こうとしないで相談相手が問題を解決してくれるだろうと期待する人は、変わりたいのに変われないのではなく変わろうとしない人






どれほど有益な情報を得ても実行しなければ何も変わらないし、どんなに良いアドバイスをもらっても素直に取り入れずに聞き流す人は、自分の考えに固執してしまっているので、手段を変え相談相手を変えても悩みから解放されることはありません。






小学生の頃に図工で使った粘土を思い出して欲しいのですが、手で揉んでいる間は柔らかいので自分の好きな形に変えて行くことができますよね。




だけど袋から出してすぐ使わずに放置すると四角い粘土はその形のまま固まってしまい、「犬を作ろう!」「自動車を作ろう!」と思っていても、もう何にも形を変えることはできなくなります。






誰に相談をしても、こうすれば上手く行くと聞いても何もしようとしない人はこういう状態です。






粘土は水分を与えるとまた柔らかくなるので、人も『素直に信じてやってみる』ということをすれば柔軟な思考に戻って、行動が起こせるようになったり変化を怖がらなくなります。





蕾のままでいようとせず、新しい一歩を踏み出そう






変わりたいのに変われない1番の原因は、何かに対して固執や執着しているせいかな?と思うんですね。




どうなるかわからない新しいことを始めるより現状維持、今の最低だとわかっている彼と別れるぐらいなら我慢を選ぶなど、その状況は変えられないと信じ、相手から離れるなんて考えられないと思い込んでいるので身動きが取れなくなる。






カチコチの固まった粘土では何も作れないように、絶対に無理!と自分の考えに固執したり最低だとわかっている男性に執着しながら幸せになりたいというのは無理なんですね(>_<)






アドバイス等を素直に聞けないほど頭がカチコチになっている人は、いったん恋愛や婚活など日常からちょっと離れて、旅行に行ったり温泉に浸かるなどしてリフレッシュして、柔らかくて素直な脳に戻してから再スタートを切った方がいいと思います。






固まった粘土を柔らかくしないまま放置すると乾燥してヒビが入ったり割れたりしてもう使えなくなります。



人の脳も同じで、凝り固まって柔軟な発想ができなくなるとさらに苦しむことになりますので。






変わりたいと言いながら変わるための行動が起こせないのは、未来を信じていなくて過去にしがみつこうとしているようなもの。




今は楽しくないし辛くてしんどい状態だけど、前は(付き合い初めの頃は)楽しかったし幸せだったという過去の思い出や記憶を大切にしようとし過ぎているんじゃないのかな?




新しい一歩を踏み出すことは、その楽しかった過去を否定してなかったことにしてしまうような気がするのかもしれません。





でもそんなことはないです。




良かった頃は良かった頃で間違いじゃないし、幸せな日々があったのも事実。




ただ私たちは過去に生きることはできないので、今を意識して望む未来に向かって歩くしかない。





その今が満たされてなくて苦しいのなら、そこから離れるか自分の意識や行動を変えようとしない限りその状況が続くことになります。






学生の頃は入学したら卒業、次は中学高校大学や専門学校、就職という自分たちで決めなくても次々と新しい扉が用意されていて、時期が来ればどの扉を開くかだけ選べば良かったのですが、その以降は自分でいろんな扉を用意しなきゃいけない。




それまでは同じ年のみんなで同時に与えられた扉を開けるだけだったのが、社会に出るとそれぞれのタイミングで結婚への扉をたたく人、転職という扉を用意する人、夢を実現という扉を作り続ける人など個人差が生じます。





『私はこうしたい』という自分の考えや意見を持っている人は迷わず(迷いながらでも)自分なりの扉をどんどん開けて行こうとできますが、親や周りの意見に合わせてばかりいて自分の考えで何かを決めるということに慣れていない人は、学生の頃同様にみんなと同じを続けようとして苦しんだり、何を選んでいいかわからないと悩みます。





だけどこれはチャンスでもあるんですね。




自分自身と向き合う機会が訪れている、そう考えて怖がらずに内面と向き合って自分はどうしたいのか? 変わりたいのか、このままで本当にいいと思っているのか?などを確認しましょう。





相手がいる悩みの場合は、相手のことを考える時間を自分と向き合う時間に変えることで自然と目の前に新しい扉ができたりしますので。



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