宗教であろうと有名人であろうと、カリスマ性&影響力があって自己愛の強い教祖的な人と盲目的に支持する信者の関係がずっと不思議でした。
あきらかに教祖的な人がいくらなんでもそれはおかしいでしょ?!という言動を繰り返しても、庇ったり信者であることをやめようとしない人がナゾだったのです。
☟前にサイコパス(的な)経営者に出会った時の話を書きましたが、自己愛が異常に強い人にも出会ったことがあります。
経営者にはサイコパス(的な人)が多いというのは本当だった話
サイコパスは100人に1人、パーソナリティ障害を持った人は20人に1人ぐらいの割合で存在するそう。
だから何らかの障害を抱えている人は学校のクラスの中、小さな会社でも1人か2人はいてもおかしくないのですね。
そういう誰かの障害や異常性に気づく人と気づかない人がいて、何となくは気づいていても自分には関係ないとスルーできる人もいます。
気づかずにいて相手の地雷を刺激しようものなら、ものすごい反撃を食らうことも💦
診断できる立場ではないので決めつけているわけではありません。
ただ専門書を読んだりいろいろ調べるとサイコパス的な経営者も、自己愛の強過ぎる人もその特徴にピッタリと当てはまるので、もし本当にそうだとしたら『納得できる』というだけの話。
私が出会ったのはパーソナリティ障害の中でも自己愛性パーソナリティ障害と思える人。
特徴は以下のような感じです。
・カリスマ性があり人を惹きつける力がある
・自分はとても優れていると信じている
・評価と賞賛を他者に求める
・目的のためなら平気で人を利用して嘘もつく
・やりたくない面倒なことは他人に押し付ける
・ミスの指摘や批判に弱く、激しく傷つく
・批判して来た人を過剰なほどに責めたり攻撃する
・誰かのせいにできそうな時は失敗を人のせいにする
・人の気持ちがわからず人を傷つけるのことに無頓着
・人を見下す傾向があり、露骨に言動に表す
・自分以外に関心がなく相手を思いやれない
・自分よりできる人を強く妬む
そんな自己愛性パーソナリティ障害にも2つのタイプがあると知ったのはわりと最近。
上記のほとんどが『顕在型』の特徴で、表に出ているのである意味わかりやすいです。
一見すると自己愛が異常に強いとは思えないのが『潜在型』(隠れ自己愛性パーソナリティ障害)の人。
・相手の理想にとことん合わせる気持ちのいい人
(を演じている)
・かなりプライドが高く傷つきやすい
共通の特徴もありますが、『潜在型』の特徴は上記です。
そして、
同じパーソナリティ障害を
持った者同士は強烈に惹かれ合い
がっしりと手を組むことがある
のだそう。
つまり、
人を惹きつける顕在型のカリスマ教祖と
それを熱心に支持する潜在型の信者という
関係が成り立つ可能性
があるんですね。
知り合いの教祖タイプと盲目的な信者のような関係の二人は、教祖タイプの人が周りを困せたり迷惑をかけたり、時には誰かを激しく攻撃しても信者タイプはずっと庇うんですよ。
教祖タイプも「この人だけは絶対に私が守る!」と信者タイプが何かやらかしても絶対に悪く言わない。
問題が起きて片方の立場が危うくなると、もう片方が「私のせいです!!」と言い出したり、普通の関係性じゃないよね?とナゾだらけだったのですが、相手を庇っていたというより自分自身を守っていたと思うと妙に納得できました。
潜在型の人は顕在型の人を本当の意味で見ているのではなく、相手の目に映った自分を愛しているとのこと。
カリスマ教祖に対して善悪の区別もできないほど盲目的に支持をしている信者は、もしかしたら教祖の力=自分の力のように感じているのかもしれません。
有名人と熱心に応援しているファンはもちろんこれには当てはまらないし、宗教などの教祖と信者でも正しく結びついている人たちもいるでしょう。
自分が可愛い、自分を大切にしたい、自分を守りたいという自己愛もそれ自体は誰もが持っている普通の感覚。
だけどそれが度を越して周りを困らせてしまう程だと何かの障害があるのかも?
私の出会った顕在型自己愛の人はとても頭が良い人だったので、「何か障害があるように思う」と本人も言っていて、生きづらさを感じているらしく、何かおかしいと自分でも少し気づいていました。
いつ寝てるの?
いつリラックスできているの?
と心配になるぐらいとにかくいつもテンションが高く、私もいろいろと攻撃されてしんどい時期はありましたが、本人がいつも相当無理をしていっぱいいっぱいなのもわかっていたので、こういう人に出会った時は、お互いを傷つけない上手な距離の取り方をして、良い面だけを見て接すればいいのだなと勉強になりましたね。
今日は備忘録と言うか、独り言のようなブログだと思ってください(;´∀`)