意外と多いのが友人に関する悩み相談。



前に☟ここで「恋愛より友情を続ける方が難しい」と書きましたが、同じように感じている人が増えているんだなーと思います。


『ブラッシュアップライフ』は友情物語?





恋愛は一応告白などして交際を開始し、終わりにする時は別れ話をしますね。
結婚もプロポーズをして入籍、別れる時は話し合いを重ねて双方同意の上で行う。



学校には入学式があって卒業式があり、就職も入社試験や面接を受けて採用され、辞める時は退職届を提出するなど


始まりの合図と
終わりの儀式



みたいなものがありますが、友達にはそういうのがない。




何かをキッカケに親しくなって何となく友人だと認識していても、お互いの気持ちを確認することはなく離れる時に合意を得ないといけないわけでもない。




そのため片方は友人のつもりいたのに相手は単なる知り合いと思っていたということが起き(まぁ恋愛でもありますけどね)かなり曖昧な関係と言えるのです💧






しかも、どういう相手を『友達』と思うのかが人によって異なるので、友人関係のモヤモヤ&悩みは友情に対する捉え方・考え方の違いで起こるんじゃないでしょうか。




友人関係は


①必要性があって付き合うタイプ
②付き合う相手にこだわるタイプ



の2つに分かれ「気が合って仲良くなった」までは一緒でも、付き合いが長くなると価値観の違いが言動に表れるようになります。





【①タイプが友人に求めるもの】


何かあったら話を聞いてくれる
遊びたい時に気軽に誘える
その場を一緒に過ごしてくれる
受け身でいても向こうから誘ってくれる
付き合う価値がある
相談すれば親身になってもらえる
寂しさを埋めてくれる
甘えても許してもらえるetc.




【②タイプが友情を感じる相手】


共通点があり価値観が似ている
本音が言い合える
何かあれば話し合いができる
お互いが大切にしたいと思っている
困った時に助け合える
その人に会いたいと思える
どちらからも誘うなど対等な関係
しばらく連絡がないと心配に思うetc.





①と②の違いは


『お互いに』
『関係を維持しよう』


という意識を持っているかどうか。





①は広く浅く、さらっとアッサリ適度な距離感。
友情を難しく考えず必要な時や自己都合で連絡する(相談に乗って欲しいとか何か目的があって会う)のが普通。



同じクラス、会社の同僚、ママ友など接点のある一定期間だけ親しくする相手も①に該当します。



誰もが誰かにこういう関係を求めることはあって。
接点がなくなるとどちらも連絡をしない、卒業後(退職後)は会うことがなくなった相手って誰でもいますよね?




①で問題が起きるのは、必要な時だけ連絡するのがあまりにも露骨だったり相手にしてもらったら自分も返すという発想がなくて片方にばかり負担がかかり不満を持たれた時。




①タイプがその相手をまだ必要と思っていたのに友情を終わりにされてしまったのなら、一方的になり過ぎた(自分勝手過ぎた)のが原因と考えられます。





①の良い点は自然消滅していてもどちらかがまた必要性を感じて連絡を取れば関係が復活しやすいところ。




ただ相手が②タイプで、意図的に①のあなたと距離を置いたのなら友情の復活は難しい。



それなりの年月が必要だし、純粋に「○○さんに久し振りに会いたい」と思ったのならいいですが、「すごく辛いことがあって○○さんに聞いてもらいたい」という自己都合で連絡をしたことが伝わってしまうとさらに愛想を尽かされるかも(;´∀`)






②はその人だからずっと仲良くしたいという相手にこだわって狭く深く付き合うことを求める関係。



似た者同士or相性が良ければ長ーく良い関係が続くのが最大の特徴。




だけど親しくしていた相手が思っていた人とは違うと知った時は裏切られたと感じたり、誰かとの関係が切れてしまうと寂しいと思いやすいなど考えが深くなったり関係に執着しやすいという難点があります。




また②が相手を①タイプだと気づかないまま仲良くしていた場合、価値観の違いに気づいてしまうと悩み始め最終的には付き合い方を見つめ直すか距離を置くことになるかもしれません・・・







長々と書きましたが、『友達って何?』の答えは1つではないんですね(;^_^A




①がダメで②がいいという話ではなく、①でも相手を大切に思っていれば良い関係は築けるし、②は相手にいろいろ求めてしまうことがある。



①タイプが相手によって②になることもあれば、②タイプも人によって①②を使い分けたりするし。





お互いが無理なく
一緒にいて楽しいと思える




これはほとんどの人間関係の基本(理想)ですが、前述のように合意を得ないで良い(別れ話等する必要のない)友人関係が続くかどうかは①②どの組み合わせか?にかかって来ると言っても過言ではありません。





何かを与えてくれるなど自分にとって便利な存在を友人と思って大切にする人もいれば、一方的ではなくいろんなことを与え合うのが友情と考える人もいます。




そういう価値観がまだ定まっていない若い時期にたまたま仲良くなってそのまま付き合いが続いた場合、価値観の違いが浮き彫りになった頃に違和感を持ち始めることはあって。





友情は永遠ではなく流動的と言われるのは世の中には①タイプの人が多いからかもしれません。



それに恋人や夫婦では話し合いをしながらお互いを理解・確認するけど、友人同士での話し合いはハードルが高い(そこまでして維持したいと考えない人がいる)




友達は一生の財産となりやすいのは②同士で、かつどちらも本質がずっと変わらないという条件が必要。






もしも今あなたが友人関係で悩んでいるとしたら、自分は①②のどちらで相手はどういうタイプだろう?を考えてくださいね。





「○○ちゃんは変わってしまった」と感じたとしても、実は価値観の違いに気づいて違和感を持ち始めたことで意識が変わったのはあなたの方かもしれないのです。




寂しく感じてもそれは『成長の証』





服やバッグだと一生モノと思えるほど(今は使っていなくても)ずっと大事にしたい物があれば、必要な時に数回使ったからもう不要と思う物もありますよね。




人と物を一緒に考えるのは良くないかもしれませんが、買った物を全部大事に取っておくのが難しいように、仲良くなった全ての人との関係をずっと維持するなんて無理だと思いませんか?




自分はまだ仲良くしたいのに相手は違った、そう考えると寂しいし苦しいけど、嫌われたとか自分に価値がないってこととは全く別で。





そもそも人にこだわらないタイプは恋愛も結婚もそこまでしっかり相手を見ないで(選ばないで)しているかもしれないのです。





それはその人がそういう価値観というだけの話で、そんな①タイプの人が離れていった=私は友人と思われていなかった、ではないんですよね。






まぁ頭ではこういうことを理解していても気持ちが追いつかないと思い悩んでしまいますけどね。




同じ①同士でも必要性を感じなくなるタイミングがずれると自然消滅じゃない終わり方を迎えることがあるので、友達って何だろう?って思った時は相手とのさまざまな違いによって変わって行くものなんだと自分自身を納得させましょう。





心理カウンセラーが友人・人間関係の話をお聞きします ☘️イライラ・モヤモヤ・納得できないこと思う存分お話ください