『心配性』の人はまだ何も起こっていないうちからアレコレ最悪な事態を考えてしまったり、もしもこういうことが起こったら・・・といつも不安を感じています。
私も生まれながらの『怖がり』なので心配性な部分はあって、もしも落ちたら・・・(事故があったら)と想像できる乗り物には(飛行機とかジェットコースターなど)乗りたくない。
ところで、何かをする時に起こりうる出来事を予想するのはむしろ良いことだと思います。
なので心配性やマイナス思考を『慎重』という言葉に置き換えると長所に感じられるほど。
無計画で大きなことを始めるとまず失敗するし、適当にしてはいけないことを適当にするから問題が起こるので、それを回避するためにもしもこういうことが起きた時には・・・を想定しておくのは大切です。
だけど。
今何の問題も起こっていないし事実かどうかもわからないのに、こうなったどうしよう?とか、この幸せがいつまでも続くわけがない・・・と考えるのはやめましょう。
この前のブログで書いたように、知り合ったばかりなのにあんなことを言って嫌われたかも・・・と考えて悩んでも出口は見つかりません💧
嫌われるほどのことをしていないのに嫌われたかも?と思ってしまうのは、そういう思考のクセができてしまっているせいです。
心配していることの90%以上が実際には起こらないと言われています。
それに人はよっぽど酷いことをされたという以外で誰かを簡単に嫌いになったりしない。
親しい関係だったのに嫌いになったのなら、それなりの時間を共にした上で嫌いになる理由が必ずあります。
知り合って間もない相手からの連絡が途絶えた、返信が遅れるようになった=嫌われたと言い出す人が多いですが、それは買おうかな?と手に取った商品を買わずに戻すのと同じだと思います。
買うのをやめる時の理由って1つじゃないですよね?
今日はちょっとお金を使い過ぎたからやめよう、甘い物ばかり食べているから今日は我慢しよう、うーん迷うけどあっちの商品を買おう!みたいな。
その商品に問題があってやめると言うより、選ぶ側に何か迷いや考えがあってやめるだけ。
つまり手に取った商品を『嫌い』と思って買うのをやめることはまずない。
そのぐらいのことだと思いますよ、出会って間もない相手やまだ深い関係になっていない人が連絡して来なくなるのは。
あるいは簡単に人と縁を切れるとかいい加減で気まぐれとか、問題があるのは相手の方とも考えられますので。
思い通りにならなかった時に毎回嫌われたかもとか、自分なんて必要ない人間なんだ・・・なんて大袈裟に考えていたらメンタル持ちませんから(;^_^A
不安になったり心配になったら、まずは事実と事実じゃないことを分けてみましょう。
例えば、
みんなの前で上司に怒鳴られた
忙しいを理由にデートをキャンセルされた
友人にLINEをしたら既読スルーされた
こういう出来事があったとして、
それに対して
みんなが陰で私のことを笑っているかも
彼に嫌われるようなことをしたのかな?
私はその程度の存在だったのかも・・・
と感じたのだとしたら、これらはあなたの脳内で作られた事実ではない妄想です。
そして多くの人が自分の脳内に浮かんだ妄想で悩んでいます。
その上司は誰に対しても怒鳴るので嫌われている
彼は本当に今大きなプロジェクトを任されている
友人は後で返信しようと思って忘れてしまっただけ
こちらが事実かもしれないのに、確かめもせず自分の思考で自分を苦しめているのです。
冷静になってクセになっている良くない妄想を自分の中から追い払うか、楽しいことを考えて上書き保存しましょう。
仮に自分のしたことで本当に相手に嫌われたのだとしても、相手が自然に感じることをやめさせるわけには行かないのです。
全ての人に好かれることはありません。
嫌われたら終わりではないし、怒られたから全否定されたのでもない。
そういう妄想に苦しみそうになったら、冷静な誰かに話を聞いてもらいましょう(*^-^*)