恋人募集中の人や婚活をしている人の中には、
「出会いがない」
「普通の人でいいのに全然いい人がいない」
と嘆く人が多いです。
私も若い頃はよく言っていました。
でも本当にそうでしょうか?
男子校や女子高だった人でさえ、学生時代から恋人を作っている人はいましたよね。
社会人になったばかりの頃ならいくらでも同年代の独身の異性は周りにいたし、もっと年を重ねても、旅先、コンビニやよく通うお店、習い事や趣味の場、通勤電車の中、アプリに結婚相談所etc.どこにでも人はいて毎日誰かと出会っています。
私が昔「いい人がいない。出会いもない」と言っていた頃は、ただ自分から好きになれそうな好みの人が身近にいないだけだったり、いても相手がこちらをそういう対象に見ていなかっただけです。
恋に憧れ少女マンガの世界を夢見ていたため、学校でよく見かけるけど名前も知らない先輩とか、CMに出ている笑顔が素敵なスポーツ選手とか、どう考えても付き合うことなんてできない相手にばかり夢中になっていて、すぐ近くにいる同級生には関心すら持っていませんでした。
だけどそんなある日、このままでは恋人どころか身近で好きな人すら作れなくなると気づきました。
『理想を追求する』と『彼が欲しい』を天秤にかけて、『彼が欲しい』が圧倒的に重くなった時、私は意外とあっさり理想を捨てて(苦笑)自分をいいと言ってくれる男性と向き合うようになりました。
アイドルと付き合いたいのなら、自分もアイドルになるしかない。
有名人とファンという関係ではなく、有名人同士として出会うからこそ恋や結婚に発展するのだと思います。
年収800万円以上の男性じゃないとイヤだと言うのなら、男性がそれぐらい稼ぐ会社に自分も就職するぐらいの気持ちが必要だと思います。
相手と同じ世界に生きていないのなら出会うことはないし、求める人と同レベルにいなければ(あるいは同等のアピールポイントが無ければ)出会っても好きになってもらえることもない。
今自分がいる場所、出会っている人たち。
それが今の自分に相応しい場所であり、仲良くなれる人たちです。
そこにはいそうにない相手を求めるから、
「いい人がいない」
「出会いがない」
となるのではないでしょうか。
今いる場所で出会える人には満足できないと言うのなら、自分がレベルアップするしかないのだと思います。
結婚相談所にいたある男性会員、年収は高めですがあまり特徴のない素朴な人という感じで、希望するタイプがモデルのようなスタイル&顔立ちで知的レベルも高い人でした。
相談所にもそういうタイプの女性はたくさんいますので相手次第で可能性がないとは言えないのですが、彼がそういう女性じゃないと無理と言っている理由が非常に残念だったのです。
自分の知り合いには若くて綺麗な女性と結婚をした人が多い。
自分がその知り合いたちに勝つために、
それ以上の女性を見つけて「すごい!」と言われたい。
だったのです💧
つまり自信が無く自己肯定が低い自分がライバルたちに勝つための手段としてそういう女性を求めていたので、誰とお見合いをしても相手の内面を見ようとしないため、心が全く動かない。
交際も結婚もできるはずないですよね💧
今よりもっと若くて周りに独身の異性がたくさんいた頃に、恋をしたり結婚相手を見つけようとしなかったのなら、年齢を重ねた分、出会いが少なくなるのは当然です。
だからこそ、
ここまで来たのに今さら妥協なんてできない
と、年齢を重ねていてなお理想を追求する人が1番婚活で苦戦するのだと思います。
今身近で出会える人の中から話が合いそうで一緒にいて楽しいと思う人を見つけることは妥協ではありません。
普通の人でいいと思っているのに、身近で出会う人や婚活で出会う人の中にはいないと思うのなら、つまり自分ではそう思っていないだけで自分の望む普通の人=ハイレベルであって、やはり無意識に理想を追求しているのかもしれません。
いい人どころか本当に身近で異性と接する機会がないのなら、行動範囲を広げて行くしかないと思います。