夏のドラマも続々と最終回を迎えていて、明日『推しの王子様』が、そして『うきわー友達以上、不倫未満ー』も来週でいよいよ最後となります。
どちらも立場的に好きになってはいけない人を好きになり、両想いかもしれないのに本心を抑えて生きようとしているので見ていてせつなくなってしまいます。
推しの王子様は女社長と10才以上年下の社員(恋人あり)という関係だし、うきわの方は隣に住む夫の会社の上司でお互いに配偶者がいる状態。
浮気や不倫は世間的には許せない行為としてバッサリ切られがちですが、好きになってはいけない相手とわかっていても惹かれてしまうのはどうしようもないことかな?と思います。
だからと言って想いのまま本当にそういう関係になっても良いかとなるとまたそれは違って来るのですが。
そのことはブログの後半で綴っています。
もちろん浮気や不倫をされた側の立場になると悲しいし辛いし許せなくて当然なのですが、誰かの想いを止めることはできないのですよね・・・。
うきわの主人公である麻衣子(門脇麦さん)は、夫の転勤により広島から東京に出て来て、知り合いや友人が誰もいない状況でいきなり夫に不倫をされ気づいてしまった&相手が誰かも知ってしまったという状況で。
隣に住む夫の上司・二葉(森山直太朗さん)とお隣さんとして会話をするようになるうちに、二葉も妻に不倫をされていることを知り、悲しみの海で溺れそうな自分を救う『うきわ』的な存在にお互いがなっていることを知るわけです。
麻衣子の方はもう夫のことは眼中になく、ただ二葉さんのそばにいたいという理由だけで離婚をせずに今の場所に住み続けようと決意しますが、そのタイミングで二葉が福岡へ転勤することとなり・・・
こういう状況で次回がラストなんですね。
芸能人が文春砲とかで不倫をバラされ謝罪会見をするハメになった時、ほぼみんな必ず
「もう(浮気相手とは)会いません」
「離婚をするつもりはありません」
と言っていますが、家族を裏切り配偶者をないがしろにしてまで誰かと関係を持ち、同じ相手に何度も会い続けていた上で「もう会う気はないし離婚もしない」とは何て勝手なんだろう?と思いながら冷めた目でその芸能人を見てしまいます。
バレたとたんもう会わなくても済む程度の相手なら、最初から家族や配偶者の方が大事とわかっているのならなぜ浮気をする❓
うきわに出て来る二葉の妻がまさにこういうタイプで、優し過ぎる夫と正面から向き合うことを避け、不満や悲しみを抱えた自分を誤魔化し癒すために年下の陶芸家と関係を持つのですが、相手が本気だと知ったとたん気持ちが冷めたのか別れを一方的に決め、何食わぬ顔して「家族と一緒に過ごす時間を大切にしたい」とか言いながら夫の元に戻ろうとする(-_-;)
修羅場を迎えることなく、バレることなく(バレてないと思っている)自分の気が済んだから当たり前のように戻ろうとする神経が何か理解できなくて。
まだ本気で好きになってくれた方が私は許せるんですよね。
実際に前夫にも今の夫にも、
行くのなら本気で行ってくれ、
遊びの方が私は許せないと言うか、
嫌いになるので一緒に暮らせなくなる
と言っていて(;´∀`)
憂さ晴らし的な感じで誰かを利用するようなこと、単なる(性の)はけ口として関係を持つような人が自分の夫(妻)だったらめっちゃ嫌じゃないですか?
人として尊敬できないとダメなんですよ、少なくとも私は。
多分この考え方もかなり少数派だと思いますが(苦笑)
一瞬でも相手の方に気持ちが向いて、いけないとわかっていても本気になりかけて、さんざん悩んだ末にやっぱり家族の方が大事だとわかった・・・という方が辛いかもしれないけど、夫(妻)を嫌いにならずに済みそうな気がします。
だから何も考えず簡単に同僚と関係を持った麻衣子の夫や、自分のことしか考えていない二葉の妻よりも、同じ立場で辛さがわかる者同士、何気ない会話をするだけで心が救われてどんどん惹かれて行った麻衣子の本気の想いの方が、いけない恋だとわかっていても応援したくなります。
モラルとしてダメだと言うのではなく、配偶者がいる人を好きになり交際しようかな?って思っているのなら気軽にしない方がいいですよ。
バレて慰謝料請求されることもあれば、相手だけじゃなく自分も仕事や友人、信用など大切な何かを失う恐れがあるわけだから。
本気だからこそ「全てを失ってもいい」と思えますが、遊び程度、寂しいから気休め程度で付き合って何もかも失ったら割が合わなくないですか?
別れてから正式に付き合うという方法だってあるのだから、そういう関係になる前にいろんな『覚悟』が持てるのかどうか冷静に考えた方が結局は自分のためだと思います。
簡単に離婚、家族を捨てられる人なんてそうそういないので、最初は遊びのつもりでも自分が本気になったら辛いだけ。
逆に簡単に離婚を決め、平気で家族を捨てられるような人をあなたは信頼できるのでしょうか?
もちろんどのような想いも大切な想いであることには変わりがないので、麻衣子のように本気で好きになってはいけない人を好きになり苦しんでいる人には力になりたいと思うし否定はしません。
なので友人で不倫をしている(していた)人にはよくこのような言葉をかけていました。
どうか自分を大切に。