自分を好きになる方法、変われない自分を変える方法、自己肯定感を高める方法など、世の中にはこうすれば劇的に変わる!みたいなタイトルのついた本やセミナーなどが溢れていますよね。



何冊も本を読まれた方、セミナーにも参加した、「でも・・・。」という方もおられるのでは?




そういう私も似た感じのブログをUPしていますが、「そう簡単に変えられないよねぇ~」って思いながらも、誰かに何かが届けばいいかな?ぐらいの気持ちで綴っています(*^-^*)





脳は慣れていることをする方がラクで変化を嫌うと何度か書きましたが、「確かに!」とよくわかる例をまずお伝えします。



突然ですが、ウグイスの鳴き声をマネしてください。



なんて鳴きましたか?




ホーホケキョ、ですよね。





ではツクツクボウシの鳴き声もマネしてください。



やっぱりそれもツクツクボーシですよね?





例えばこれが犬の鳴き声になると、日本ではワンワンがメジャーですがアメリカはバウワウ、韓国ではモンモン(苦笑)でスペインだとジャウジャウと表現されるそうです。




人の言語は国によって(地域によっても)異なるけど、鳥や動物の鳴き声は万国共通だと思うのに、聞こえ方(表現の仕方)が違うって面白いですよね。




話が逸れましたが、ウグイスやツクツクボウシの鳴き声は、誰かがそう表現したのを私たちは先に覚えてしまっているので、鳴き声を聞いて先入観なしに表現しようと思っても、もうホーホケキョにしか聞こえない






最初に脳がそう覚えてしまったものが簡単に変えられないのはこういうこと。




岩下さんなのに岩崎さんと間違えて覚えてしまうと、何度も岩崎さんと間違えて呼んでしまうのもそうだし、ずーっと外車ばかり乗って来た人が日本車に変えたばかりの頃にウインカーと間違えてワイパーを動かしてしまうのも同じ。





それぐらい1度覚えてしまったこと、そう思い込んでしまったことを修正したり変えたりするのは時間がかかるので、変化に慣れさせて対応力を身に着けるしかありません。










年を重ねるに連れて頑固さが増す人と柔軟な発想ができて丸くなる人に分かれるのは、おそらく変化を嫌う脳か変化に対応できる脳かの違いかな?と。




ただ年老いたというだけで人間が丸くなるわけじゃない。


柔軟な考え方ができるようにどこかで意識を変えたから。






私もホーホケキョとツクツクボウシはそれ以外に表現するのはムリですが、これまで数多くの変化を求めて彷徨った(?)せいか、昔のような頑固さは消え柔軟な脳に変わったように思います。



ウインカーの違いもすぐに慣れるし、環境(職場)もよく変えたのでいつの間にか問題処理能力(解決思考)も身について、新しいことへの苦手意識は年を重ねた方がなくなりました。





同年代の人たちが「忘れっぽくなって仕事が全然覚えられない」と嘆いているのを聞いたり、「この年になると新しいことに挑戦なんてできない」と言っているのを聞くと、みんなと同じことをする&我慢することが普通だと思って生きていたらそうなってしまうのかも・・・と思います。






変なこだわりも減ったし何をするのも億劫ではないし、まぁ体はあちこちガタが来てますが(苦笑)どんな変化にも対応できるようこれまでずっと脳を鍛えて来たようなものなので、だから今の脳の状態が1番いいかもしれないとまで思っています(*^-^*)










例えば、これまでのやり方の方が慣れているけど、もっと簡単にラクして一瞬でそれができるという方法をわかりやすく教えてもらえたら、多分それは比較的スムーズにシフトチェンジできるのではないでしょうか?



ラクをしたいという脳の特性に合っているから。




つまり脳にそれほど負担がなく自分自身も納得できたら、変えて行くことは可能なのですね。





また少し鳴き声の話に戻りますが、猫と一緒に暮らしている方に自分ちの猫の鳴き声をマネしてくださいと言えば、ニャーなんて言わないですよ、きっと。




猫は意外と鳴き声に個体差があって、ニャッ!って短く鳴く子もいれば、ア アン♬って甘えた声で鳴く子もいるし、私の実家で23年ぐらい生きた猫はめっちゃダミ声でンニャ~~ゴって鳴いてました。




猫の鳴き声はニャーが一般的と覚えていても、我が子のように可愛がっていたらゴハンが欲しいのか甘えたいのか態度や鳴き方で判断するようになるので、思い込みを持たず1匹1匹の違いに向き合えるのだと思います。





思い込みを手放して、これまで記憶したことと違う考え&行動を受け入れようと思ったら、先入観を捨てて新たな気持ちで向き合うか、小さな変化から始めて脳に変化慣れさせ、これまでと違うこと(周りと違うこと)をしても大丈夫という実感を得るようにしましょう。





このままではいけないと本気で思えたら、脳を変え思考を変え行動も変えて行けるのです。





男とは女とは恋愛とはこういうもの、仕事(職場)とはこうあるべき、結婚や夫婦とはこういうのが当たり前、年を取ったらこれが普通というような考え(常識と思い込んでいること)をどれだけ捨てられるかにかかって来ます。





たくさん捨てて変化も怖がらなくなって柔軟な脳に変えることができたら、いろんな執着や思い込みを手放せた自分に生まれ変わったような気分になり、悩んでもどうしようもないことで悩むこともなくなるように思います。