最近の恋愛相談はアプリやSNSで知り合ったというケースがほとんど。
振られたor振られそうだけど別れたくない、振られたけど忘れられなくて苦しい・・・と悩む人に話を詳しく聞かせてもらうと、みなさん期間がすごく短い💦
しばらくやり取りをしていたとしても実際に会ったのはたった1・2回、交際したのは2ヵ月だけとか。
つまり、ほとんどお互いを知らない段階で片方はすごく好きだと言い、もう片方は「この人じゃない」と判断を下しているので、簡単に好きになる側とさっさと次の相手を探す側にハッキリと分かれているのです。
お互いをよく知る前に
即ジャッジ
これがアプリなどで知り合っても上手く行きにくい理由。
話題のお店には何時間でも並ぶのに、ドラマとか映画は早送りしてしまう人が多いと聞きます。
価値あるものには時間と労力を費やすけど、価値がないと判断したものに時間をかけるのは無駄だと思っている人が増えているので、工場のベルトコンベアみたく次々と新しい顔が流れて来るアプリの出会いの1つ1つを大切にしようと考えない。
だから好みのタイプか、1回目で好印象を残した相手以外は簡単に切るんでしょうね💧
これはやっぱり元々何の接点もないからというのが大きい。
親友の彼や同僚に誰かを紹介してもらうとなると、その親友や同僚の顔が浮かぶので、紹介してもらった相手にあまり適当なことや酷いことはできないと考えますよね。
この人は自分の知り合いの誰かと繋がっている、部署は違っても同じ会社なので別れても顔を合わせる可能性があるという場合、少し考えて(相手をもう少しじっくり見て)慎重に付き合うことに踏み切ります。
そういう相手と付き合えば最終的に別れることになったとしても、一方的にLINE1つで終わらせて即ブロックとか、突然連絡を絶ち別れ話すらしない・・・なんてことは滅多にないと思います。
そもそもアプリなんてなかった頃は、全くどこの誰ともわからない接点のない人と出会うことなんてなかった分、よっぽどの遊び人とかナンパでの出会い以外では普通の男女は出会いを大切にし、関係は時間をかけて育てるものと考えるのが主流だったのですね。
中高生なら付き合って1週間で別れることはあっても、20才を過ぎて出会って1ヵ月で別れたと聞けば「それって付き合ったって言えるの?」と思うぐらい、そんな短期間は交際期間とは言えないとすら考えられていて(;^_^A
確かに時代は変わりました。
効率的かつ合理的なことが大事とされ、一生懸命働かなくても大金を得ることが可能です。
だけど時代がどんなに進化しても、人と人が出会ってお互いをわかり合うためには、それなりの会話と期間が必要というのは変わらないと思うんですね。
人間そのものが進化して、会話せずに相手の心が読めるとかになれば別ですが、そんなことは多分100年先でもないと思います・・・。
マッチングアプリの登場で簡単に好みの異性と出会えるようになりましたが、気軽に繋がりができるということは、簡単に終わらせることができることと1セットです💧
アプリの出会いが短命になりやすいのは、人も物事も多面的に見て判断しないと何もわかっていないのと同じなのに、一面だけを見て簡単に好きになってしまう人と、同じく最初にピンと来なかったり、1つでも残念な部分を見てしまうとすぐに他を探そうとする人たちが集まり
関係を育てるという意識がないから
だと感じます。
仕事や家事などは無駄を省き効率的にこなすことも大切ですが、出会いでそれをすると良い関係を築くことはできません。
職場が同じとか習い事で毎週顔を合わせる相手などはこちらを知ってもらう機会が何度かありますが、アプリだとチャンスは1・2回程。
その1・2回で「この人のこともっと知りたい」と興味を思ってもらえないと他に行かれてしまうので、自信がなくてアピールするものが何もないという人には不向きではないでしょうか。
数本しか花が咲いていない小さな庭で、どの花にしようかな?と蝶々がひらひら飛んでいるのなら、名もない花でも選んでもらえる確率は高いでしょう。
アプリや結婚相談所での出会いは、ハウステンボス並みの大きな花畑の中で貴重なアゲハ蝶(魅力的な男女)に自分という特徴のない花を選んでもらうことになるので、かなり低い確率になって当然。
なのでアゲハ蝶狙いをやめて、モンシロチョウかシジミチョウが合うかも?と考えたり、カナブンもいいかもしれない!と発想を変えて行かない限り、恋愛慣れしてなくて極端な思考に走りがちな男女がアプリで良い交際相手or本当に結婚まで行く相手に出会えるのは難しいのです。
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