男性の『昔自慢』『過去の栄光話』が好きではない、という女性はけっこう多いように思います。
惚れた当初に1・2回程度なら「あの頃の俺は・・・」と遠くを見つめながら語る彼にウットリするかもしれませんが、何度も同じ自慢話を聞かされたり過去の栄光を語られると「過去のことはもういいのよ!!」ってなりますよね?(;´∀`)
それなのに、モラハラ気味な相手の言動に苦しみ、酷い扱いを受けて辛い思いをしている人は
「最初の頃は優しかったんです」
と、出会った頃のイメージで彼を見続け、現状を受け入れようとしない人が多いです💧
昔話は嫌いなはずなのに、今の彼より過去の彼を見ているのはどうしてでしょう?
例えば、可愛い野良犬を見つけて飼いたいと思った人がいて、犬を懐かせるために何度もゴハンを与えて優しく声をかけ、家に連れて帰ることに成功したとします。
だけど自分の犬にできたとたん、炎天下で水も与えず鎖で繋いだまま散歩にも連れて行かない。
お金がかかるからとゴハンも少なめで犬は野良時代よりも痩せてしまいました・・・。
という話を聞いて、この飼い主を優しい人だと思いますか?
本当に優しい人は最初だけじゃなく基本的にいつまでも優しく、関係が深まるほど相手を大切に思い、好きな女性を雑に扱ったり自分の言いなりにしようなんて考えません。
最初だけ優しかった&マメに連絡をくれた人というのは、目的のために『優しいフリ』ができる人であり、良い人の仮面を被って近づいて来ただけ。
悪意ある人間が金儲けのためにエサをぶら下げ、野生動物を罠にかけるようなもの。
出会った頃の相手ではなく、今あなたにどういう態度を取っている人なのかという現実を見ずに、幻影をいつまでも大事にする人は
私が悪いことをしたから
根は優しい人だと信じている
など「あくまでも何か理由があってこうなっているだけ」と現状を認めようとしませんが、どのような事情があろうと人を平気で傷つけるような相手を信頼してはいけないと思います。
暴力ほどの酷いことをされていなくても、連絡をしても既読・未読スルーが多い、付き合っているのになかなか会おうとしてくれない、こちらの意見は聞いてもらえず相手の都合などに合わせないと不機嫌になるのなら、やっぱりその人は優しくて思いやりのある人ではないのです。
これは恋愛相手だけじゃなく親子を含む人間関係全般に言えること。
動物は最初から今も変わらず優しい人のことは信頼しますが、最初だけ優しくてその後は酷い仕打ちをして来る人を信頼しないでしょう。
それでもおとなしくしているのは怖いからです。
本当は優しい人だから・・・と信じているのではありません。
コロナ禍が関係しているのかもしれませんが、2021年の配偶者によるDV相談件数は前年の1・6倍に増えたそうです。
夫婦間だけで1・6倍なので、親子間や恋人によるDVも合わせたらもっと多くなるでしょうし、誰にも相談できないという人もいるはず。
「怖い時が多いけど優しい時もあるんです」
こう言って、とにかく相手を信じようとする人もいますが、気に入らないと怒鳴る、暴力を振るうのなら、後で優しくしてくれたとしてもアウトですよ💧
恐怖心を与えている時点で信じてはいけない、優しくない人です。
自分の思い通りにしようとし、あなたの人格や主張を無視するのなら、親や大好きな人であっても距離を置かないとこちらが傷つく一方になります。
あなたがその人に嫌われたくない、褒めてもらいたいと言いなりになればなるほど雑に扱われたりさらに要求が強くなるだけ(-_-;)
また優しい彼に戻ってくれる、親なんだからいつかはわかってくれる・・・なんてドラマのようなことは残念ながらほとんどありません。
釣った魚に餌をやらないタイプの人もいますし、中にはこちらの態度があまりにも酷いので優しくするのをやめたという人もいますので、ケースバイケースではあるのですが。
それでも別人級に最初だけ優しかった、時々すごく優しいというのは罠のようなものだと理解して、そのような相手からは離れた方が賢明です。
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