先日TVで廃墟をおばけ屋敷にして・・・というニュースを見かけて思い出しました。
大学生の頃の話なのですが、どこかへ出かけた帰りの夕方、電車を降りた駅から終点の大学までバスで帰ろうとした時のことです。
時刻表を見ると15分ぐらい待たないと来ないことがわかり、バス停から離れようとしたら1台のバスがやって来ました。
行先を見ると大学名が書かれてあったので(あれ? この時間にバスは来ないはずだけど、1本前のバスがかなり遅れて到着したのかな?)と不思議に思いつつ乗り込んだのです。
そこそこ大きな駅で、いつもなら学生・買い物客・通勤の人などけっこう多くの人が乗るルートなのですよね。
バス停には他にも人がいたような気がするけど誰も乗らず、私が乗るとすぐにバスは発車して乗客はたった1人。
でもまぁこの程度のことならたまにはある。
気にせずバスに揺られていたのですが、すぐに違和感を持ち始めて・・・。
小さな子供時代はそうだったかもしれないけど、今から約30年前のこととは言え、学生時代に利用していたバスの床が昔の木造校舎のようだったという印象はなく、今のバスの内装に近い感じだったような気がします。
だけど私が乗っていたバスの床は木製のしかもかなり使い込んだ風の板張りだったのです。
車内全体の雰囲気も古めかしくてあきらかにいつものバスとは様子が違う。
車内アナウンスがあったかどうかまでは覚えていないけど、大学に着くまでバス停はいくつもあるのにどのバス停にも待っている人はいなくて誰も乗って来ない💦
自分以外乗っていないバス
来るはずのない時間にやって来たバス
あり得ないほど古めかしいバス
あー もしかしたらこのまま私は違う世界に連れて行かれるのかもしれない・・・。
半分ぐらい本気でそう思いました(苦笑)
15分か20分ぐらいかな~?
結局最初から最後まで1人で、でも何事もなく目的地に着いて終わり。
薄暗くなる前の時間帯に古い年式のバスがかなり遅れて到着して、たまたま誰も途中から乗って来なかっただけの話だと思うのですがけっこう怖かったのです💦
今なら(え? これってモニタリング?!)ともしかしたら思ったかもしれないぐらい、バスに乗っている間はこの世というか日常空間にいる気がしなくて。
私は霊感なんてないし幽霊も見たことないので、そういう気配は全く感じなかったのですが、今でもあれは一体何だったのだろう?とたまに思い出します。
最近は少なくなってしまいましたが、昔は夏になると『13日の金曜日』とか外国のホラー映画がよく放映され、怖がりのくせについ見てしまい、その後はお風呂に入っていても窓ばかり気にしたり、ただでさえ寝つきが悪かったのにさらに眠れなくなったりしていました。
今ではTVで心霊写真や不思議な動画が紹介されても「加工って丸わかり! 不自然にぼやけているのがおかしい!!」と冷めた目でツッコミを入れるようになり、面白がってそういう番組をよく見る夫に「そんなこと言ったらダメ。 ウソかもしれないことをわかってて楽しむ番組なんだから」と言われるほど逞しくなりましたが(苦笑)
みなさんにも何かヒンヤリ体験はおありでしょうか?