①の続きです。



執着の理由と正体は似ています。


違いがあるとすれば、理由には『目的』があるところでしょうか。




①で書いたように、関係が破綻している相手に執着するとか、すぐに転職先が見つかるとは限らないのでブラックとわかっていても退職をしないとかは、不安になりたくないという理由(目的)があります。





だけど理由や目的がわからないのに執着してしまうこともあって。



それは、トラウマなど傷ついた自分を守る防衛本能のようなものだったり、前を向いて幸せになろうとすることをなぜか拒否する気持ちだったりします。




本当は早く忘れたいのに自分を傷つけた人や辛い出来事などにいつまでも執着してしまう時は、自分と向き合って執着の正体を知ることが苦しみを手放すカギとなるかもしれません。






私もこれまでの人生で何度かあることが頭から離れない状態になり苦しんだことがあります。




ほとんどのことは「そういうこともあるさ」と流せたり、他の楽しいことをしているうちに忘れたり、誰かに話を聞いてもらったらスッキリするのですが。





頭では、状況とか結果を受け止めているんですよね。



そして「あんな人(あんな場所)からは離れて良かった」と理解をし、元に戻りたいとかやり直したいと思っているわけではないのに何度も辞めた会社の夢を見てはまたいろいろと思い出して気にしてしまうという・・・感じ。




仕事が楽しくて今までで1番活き活きと働いていたので、パワハラで辞めざるを得なくなったことに心が納得できていないのでしょう。






少し話が逸れますが、前夫と離婚をした後しばらく、夫に似た人を見かける度に心がザワザワして似ている人に激しい憎悪を感じる・・・ということがよくあったのですね。



夫への未練ではもちろんなく(;^_^A、酷いことをされたわけでもないので似た人を見ただけで憎悪を感じる意味がわからなくて。










一緒に生活をした私にしかわからない理由での離婚だったので、母親に反対されていたこともあり、いろんな人とそんな話をしているうちに、前夫に対してすごく悪いことをしたと自分を責めていたことに気づきました。





ブログで何度か離婚理由を書きましたが、今は悪いことをしたのではなく相手選びを間違えたから修正しただけとわかったので罪悪感は完全に消え、似た人を見ても「この人、前夫にめっちゃ似てる!」と笑って言えるようになったのです。





話を戻すと、その職場を辞めたのはパワハラが原因とわかっているのに私はまた自分を許せていないのかもしれないし、あんな形で(途中で)辞めることになったため、会社にではなくあそこでの仕事そのものに未練があるのかもしれない。




いつまでも気にしてしまう執着の正体がまだハッキリわからないので完全に自分の中から消すことができず、今でもたま~にいろいろと嫌なことが重なって気分が落ちた時などはその職場のことを考えてしまうのですね💦






こんな風にどうして執着してしまうのか、理由や正体がわからないこともありますが、



私は〇〇に執着している


と自覚するだけでも違って来ると思います。





執着していることに気づけないと自分の考えや行動は正しいと思い込んでいる状態なので、相手がいる場合はさらに関係が悪化するとか嫌われてしまうとか迷惑をかけてしまう・・・ということに繋がるかもしれません。






川が自然に流れて行くように、人生も前に進むしかありません。



執着により前向きなれない状態というのは、流れる川に立ちはだかり防波堤となり無理やり流れを止めているようなもの。



苦しくて当たり前ですよね。
だって自然な流れを必死になって止めているわけだから。





また流れて行くようにするには、



自分で作った防波堤を取り除く=執着していると気づき、手放そうとすることが必要となります。





③に続きます。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご了承くださいませ。