自動車学校が近くにいくつかあるので、よく教習車を見かけます。
ある日、自分が免許を取ったばかりの頃を思い出しました。
人が運転しているのを見ると簡単そうに思えたのに、初めて自分の運転で自動車学校の外を走った時は本当に怖かった💦
自動車学校内と道路を走るのはゲームとリアル程の感覚の違いがあるので、道路ではアクセルよりブレーキばかり踏もうとしてしまうんですよねぇ、怖くて。
でも、こんな風に車を運転して道路を走るのを『怖い』と思う感覚の方が普通です。
言うまもでもなく、車で人を轢いてしまうと相手を死なせてしまうかもしれません。
車を走らせることは武器を持つのと何ら変わりがないのですよね。
危ない運転を繰り返す人や飲酒運転をする人、高齢になって運転が難しくなっているのに乗り続けて事故を起こす人などは、他人の命を軽く見ているか、怖さを感じてなくて一歩間違えると凶器となるものを運転しているという自覚がないように思います。
車を例にして話をしましたが、どのようなことにもだいたいリスクやデメリットはあって、それを感じ取り不安になったり恐怖心を持つのは正常な証拠。
危険を察知するからヤバそうな人には近づかないし、何があるかわからないからと夜道の一人歩きはなるべく避けようと思えますので、怖さをあまり感じない危険回避能力の低い人こそ不安を持った方がいいんじゃないのかな?
新しいことを始める、これまでと全然違うことをする、誰も知り合いがいない土地に引っ越しをする等は不安になって当たり前なのです。
問題はそこから先。
不安だからやめておこう、だと何もできなくなってしまう。
不安だから下調べ&準備をして取り掛かろう、というのが◎

話を車に戻しますが、免許を取ったばかりの大学1年の夏休みに友人に誘われ数人で沖縄旅行に行きました。
フェリーが沖縄に着くと誰かが「車がないと沖縄を回れない!」と言い出して、私しか免許を持っていなかったのにレンタカーを借りると言い出したんです💧
家の近所すら怖くてほとんど運転していなかったペーパードライバーの私に知らない土地を運転させるなんて。
無理とは言ったけど「大丈夫、大丈夫!!」と押されてしまい・・・。
泣きたい気持ちを抑えながら北へ南へと車を走らせていたのですが、静かになったなぁ~と思ってふと横と後ろを見るとみんな寝てる・・・(;・∀・)
免許取りたての人間の運転で寝れるコイツら頭おかしいんじゃないの?!って思いました(;^_^A
自らの意思で無謀なことに挑戦する人間ではなかったのに、私は本当にこういう経験が多いよなぁ💦

だけど沖縄で数日間運転をしたおかげで、個人旅行ではレンタカーを借りれば便利ということを知り、やれば案外何でもできるもんだなぁということを学んだ気がします。
翌年の夏休みにはフェリーで(今度は)北海道へ行き、自らの発案でレンタカーを借り友人とあちこちを回ったんですから( *´艸`)
あの沖縄でのことがなかったら、怖がりの私はやってみたら案外平気という感覚を知らないまま生きていたかもしれません。
怖いと感じるのは普通のこと、不安になるのも当たり前。
だから自分が安心だと感じるサークル内からは出ないのか
怖いけどサークル外の世界を体験してみたいと思うのか。
ここなんですよね、分かれ道は。
実はあの沖縄旅行、誰と一緒に行ったのかよく覚えてないんです(苦笑)
○○ちゃんはいたような気がするけど、あとは誰がいたっけ?って感じで。
事故を起こすわけにはいかない!という責任感と緊張の中で旅行していたので、どこを見て回ったのかも全然覚えていないという・・・。
だけど、したいことに挑戦しようと思える私が今いるのは、あの旅行がキッカケとなった可能性が大きい。
『可愛い子には旅をさせろ』と言いますが、甘やかさずいろんな経験を積ませることで成長させ、社会を生き抜く強さを身につけることが大事という意味ですね。
経験を積まないまま、失敗&苦労もしないまま年を重ねると、少しでも不安&怖さを感じたことは避けるようになり、「したいことができない」と自分で自分を縛りつけることになります。
1才でも1日でも若いうちに、絶対にムリ!ってこと以外のちょっとした挑戦をしてみてください。
昔を振り返った時に、あの時のあの経験があったから・・・と感謝する日がきっと来ると思います(*^-^*)