今朝 外に出るとセミが鳴き始めていました。


まだ梅雨明けしていないのか今日も激しい雨が時折降っていますが、もう夏本番が近づきつつあるのですね。


どの季節も好きですが、春から夏にかけては1番気分が上がって来ると言うか、暑いし身体も疲れるのに毎年これぐらいの、セミが鳴き始め梅雨が明ける頃になるとちょっと心が躍り出す私です。




さてここからが今日の本題。


思い通りに行かないとイライラ、相手から何か嫌な思いをさせられては腹が立ったり、コロナのこともありストレスは増えるばかりで、ちょっとしたことでも感情が上下してしまう人もいるのではないでしょうか。

元気な時、調子が良い時ならどうってことのないことでも、余裕がない状態、疲れが溜まっている時はいつも以上に厳しい意見を言ってしまったり、感情的になったりしてしまいます。




ではどのような時も『余裕』を持ち、イライラしないで済むにはどうしたら良いでしょうか。



これは意外と簡単なことです。


相手の事情を考えてみる

あらゆることを想定する


これだけです。



例えば車の運転中、ゆっくりゆっくりと杖をつきながらおじいさんが横断歩道を渡っていたとします。


急いでいたとしても、杖をついたおじいさんが若い人と同じようにスタスタ歩けないのは一目瞭然なので、まぁ仕方がないとそんなにイライラせずに待てると思います。



それはおじいさんが嫌がらせをしているのではなく、速く歩けない理由がわかっているので腹が立たないのです。



でもこれが、スマホを見ながらゆっくりゆっくり歩いている若者だったら多分イライラしてしまう。

さっさと歩けるのに歩きスマホで横断歩道をゆっくり歩くのは非常識だ!と思うので腹が立つのですね。




もしも杖をついたおじいさんがゆっくり歩いているのさえ許せない!ムカつく!!と思う人は、やがて自分もそういうおじいさんになった時、今の自分と同じような若者に「じじい邪魔! さっさと歩け!」と悪態をつかれることになるでしょう。



小さな子供はかつての自分、年配者はいつかはそうなる自分だと思えば優しくなれます。






例えば誰かに声をかけて返事をしてもらえなかった時。


無視をされたと思うと腹が立ったり悲しくなったりしますが、聞こえていないのかも?と思えば腹は立たないはず。



「すみません、通ります」と声をかけても知らん顔で平然と道をふさぐように歩いている年配者や若者もいますが、年配者は耳が遠くなっていて聞こえていない可能性があるし、若者は音楽を聴きながら歩いているので気づかない可能性があります。


自分に対して言っているという自覚がない人もいるので、返事がない、反応がない=無視をしているわけではないケースがけっこうあります。




つい先日、パンを買いに一緒に行かない?と夫を誘うと遠いから嫌だと言われたので、1人で買いに行こうとしたら「やっぱり一緒に行く」と言うので外出の用意をしていたら「やっぱり一緒に行くのをやめる」とまた言い出して。


何なんだ?と思いながら気にせず1人で(車で)パン屋まで行き、家に戻ると「パン屋の近くのカフェでモーニングでも食べない?と言ったのに返事をしないから、俺と一緒に行きたくないのかなと思った」と夫が言うのです💧



いやいや、モーニングうんぬんの話は聞こえてなかっただけで、一緒にパン屋に行こうと誘ったのは私で断ったのはあなたの方では?、一緒に行きたくないから無視するとかそんなことするわけないのに、どーしてそんなにネガティブなの?💦と言うと、納得をして機嫌を直していました(ほんと面倒くさいわ~苦笑)



あまり耳が良くなくて、何かをしている時に後ろから突然話しかけられても聞こえていないことがある、と私の事情をわかっている夫でさえ、返事がない=無視されたとまだ思ってしまうという。





こんな風に目に見えないことって気づきにくいのですよね、相手の事情に。


若くても体調が悪くて優先座席に座っている人だっているし、理由があってマスクが着けられない人だっている。



それを「若いのに平然と座ってお年寄りに席を譲らないなんて!」とか、「マスク着用しないなんて非常識だ!」と、相手の事情を考慮しない人は腹を立て相手を悪く見てしまう。


イライラしそうになったら、一瞬でもいいので何か理由があるのかもしれないと思うと違って来ます。



よく知っている友人や同僚、家族のことだってその人の事情を全て把握できているわけではありません。


いつもと違うなと感じたら、(何なのその態度!)と思う前に、体調が悪いのかな? 何か会社で嫌なことがあったのかな?と聞いてみることができたらイライラを感じることは少なくなります。




いつでも相手の事情を考える習慣ができると、物事を俯瞰的に見れるようになるので余裕も出て来ます。


余裕が生まれるとイライラが減ってさらに人に優しくなれます。


人に優しくなると相手からも返って来るようになるので、結果として自分も周りも幸せを感じやすくなるのですね。




結局イライラは、相手に原因があるようで実は自分自身の思考が作り出しているだけだったりします。



今年も暑そうな夏ですが、少しだけでもこの相手の事情を考えてみるを実践し、不必要にイライラすることなく夏本番を迎えたいものです。


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