携帯電話の普及により本当に便利な時代になりましたが、その分コミュニケーション能力が発達しなくなったり、これまで感じなかったストレスを感じるようにもなりました。
携帯のなかった時代は直接会って話をするか、電話で会話をするのがコミュニケーションの基本だったので、気持ちを伝えることが苦手でも手紙や交換日記でやり取りをしたりそれなりに1対1で向き合うことが多かったのですが、今はどうなのかな・・・。
別れを告げるのがLINEだけだった・・・とも聞くので、1対1で思いや考えを伝えることをしない人が増えたように感じます。
簡単に誰かと繋がることはできるけど、理由も伝えずLINE等をブロックすることで一瞬にして関係を切ることもできますからね。
そういう時代だから瞑想とか『マインドフルネス』という言葉がクローズアップされているのかな?と思います。
マインドフルネスとは、今ここにいるということだけに集中し、自分の状態を意識することで心を整える技法なんですね。
生きているだけで日々何かの刺激を受けたり、人との関わりにより様々な反応を私たちはしているわけですが、ほとんどの人は思考のパターンが出来上がっているので、刺激や人との関わりをどう受け止めるのかに偏りができてしまっています。
それをいったん空っぽのようなクリアな状態に身を置き、内面と向き合いながら自分の感覚や思考をただ観察すること、そこに評価や判断を加えずひとつひとつの出来事や感情を丁寧に感じ取ることがマインドフルネスです。
その方法としてよく知られているのが『瞑想』
呼吸を意識しながら思考を停止して脳に休息を与えることなので、ヒーリング音楽でも聞きながらあれこれ考えないように目を閉じて静かに『無』の状態を保つのが理想とのこと。
私はつい考えてしまうか寝てしまうので(苦笑)瞑想が得意ではなく・・・。
それでもたまに瞑想用の音楽を聞いてボーっとする時間を持つようにしたり、リラックスするために散歩をして花や空の写真を撮り、夜はゆっくり入浴したり動物と過ごすことで脳を休ませるようにしています。
空や海、川の流れをボーっと眺めるというのもいいみたいです。
波の音、川のせせらぎ音が私けっこう好きかな。
そんな風に余計なことを考えずリラックスした状態で浮かんだことが、本当に今の自分がしたいことだったり本心だったりするのですね。
体が疲れている時はけっこうよく眠れるのに、脳が疲れている時とか気になることがある時、何か大きな問題を抱えている時は眠れなかったりしませんか?
そういう時こそ瞑想などしてまずはリラックスを心がけ脳にも休みを与えることが大事なのだと思います。
脳が疲れている夜はなるべくパソコンやスマホを見ないとか、週に1度使わない日を設けるだけでも違って来るでしょう。
有名人がある程度の年齢になった頃、田舎に引越しをして野菜作り等を始めるのは、きっとそれが本来の自然な姿だからかもしれません。
若いうちは刺激すら楽しめるのであえて求めることもありますが、年を重ねるにつれ土を触ったり何かを育てたり、海を眺め山を歩いたりすることが恋しくなると言うか、都会の喧騒から離れる田舎暮らしはマインドフルネスそのものなのかも。