夫婦の数だけいろんな形があって、その組み合わせ次第ではいろんなパターンが出来上がりします。
同じ男性でも妻となる女性が違うだけで、態度も妻にかける言葉も違って来るなんてことも。
今、夫婦関係を深く考えさせられる内容のドラマが放映されています。
「知ってるワイフ」(夫はそのままで、タイムスリップで過去に戻り、妻だけ入れ替えたら?というストーリー)
https://www.fujitv.co.jp/shitteruwife/(⇦番組公式ページはこちら)
まだ始まったばかりですが、いつも怒ってばかりの恐妻だと思っていた妻=澪(広瀬アリスさん)が、タイムスリップをしたことで夫=元春(大倉忠義さん)と結婚をしていなければ別人のように笑顔の素敵な女性として目の前に現れ、元春が「どっちの澪が本当の澪なんだ?!」と戸惑うという・・・。
本来は明るく魅力的だった妻がまさか自分のせいで鬼嫁になったとは気づいていない夫ですが、こんな風に相手が違えば全然違う夫であり、妻であるということはあり得ます。
人はどうしても常に一緒にいる人の影響を受けやすいです。
片方がいつもイライラしていると、相手にもそのイライラが伝染します。
例えば妻が相談したい事があって(毎日帰宅の遅い)夫に「今日は何時頃に帰って来るの?」と聞いたとする。
良い関係が築ける優しい夫は「今夜は会議もないので19時には帰れると思うよ、どうして?」と答える。
幸せな妻は「ちょっと相談したいことがあって。 今日も仕事頑張ってね♪」となり、これは◎パターン。
妻の言葉を夫が変に解釈して(なんだよ嫌味か?)と思い「いちいち干渉するなよ」とか言うのは✖パターン。
夫の返事に妻もムッとして(何その言い方。 何時に帰るか聞いただけなのに)と相談する気を失くしてしまいます。
夫の性格をよく理解した上で、妻が最初から「ちょっと相談したいことがあるのだけど早く帰れそう?」と聞けば夫の返事も違っていたかもしれません(△パターン)
こんな風に言葉がけ1つ取っても、声のトーンで伝わり方は違って来て、それによって相手の言動が変わることはあるし、相手の性格や受け止め方によっても返って来る言葉は違うのです。
結婚生活を1つの作品(映画)だと想定したら、夫婦が主役で子供や一緒に暮らす他の家族はサブキャスト。
人生の主役は自分だとしても、今は小さな子供が中心になっていたとしても、結婚生活という作品の主役はあくまでも夫婦。
そのことを主役の二人が忘れてしまう(夫婦としての責任を放棄する)と作品が壊れてしまう(=夫婦関係が冷え切る)
いつの間にか主役が妻と子供になっていて、夫は知らない間に主役から降板させられているとか、どちらかが違うラブストーリーの主役になっていると(=浮気)、楽しく幸せな作品ではなくなくなってしまう。
作品は主演の二人がどういう人物なのか、どういう夫婦を目指すのかによって喜劇にも悲劇になるし、主役の組み合わせと脚本次第でストーリー展開は大きく変わるのでしょう。
だからこれ以上は我慢できない望まない展開になって来たのなら、このドラマのように思い切って相手を変えるのもアリだし(=離婚&再婚)、自ら脚本を練り直し相手役はそのままに、自分のキャラやセリフを変えてみるのもアリかなと思います。
☟(人生の主役は自分という話はここで触れています)
自己犠牲の精神はほどほどに・・・ 誰かのために生きているのではない