☟この続きです。
日本人の幸福度が低い理由、高める方法①
今回は②『恵まれていることに慣れ過ぎ』という理由について。
いつからかな？
☟このブログが何ヶ月もの間、１番読まれている記事なんです。
優しくするとつけ上がる人への対処法
つけ上がる方はこういうタイトルをクリックしないから、優しさや気遣いを当たり前に思われて悩んでいる人が読んでくださっていることと思います。
相手を大切に思うからこそ親切にする人もいれば、尽くすのが好きで『何でも気づいて気が利く私』に満足している人もいるだろうし、嫌われたくなくて相手のご機嫌取りばかりしてしまう・・・という人もいるでしょう。
ただどのタイプでも、なんで自分ばっかりと一方的に感じたり、頑張っているのに大切にされていないとわかったら辛いし、不満がMAXになったら関係を終わらせようかな？など考えるようになりますよね。
優しくしてくれる人がそばいるのは幸せだと思うんですけどね～💧
でも相手は恵まれていることに気づけず当たり前に受け取っているから次第にエスカレートしたり図々しくなるのでしょう。
例えば優先座席に座っていて後から乗って来た年配者に席を譲ったとして、「どうもありがとう」という一言があるのとないのとでは心の温もりが違う。
ネットで知った実際のエピソードですが、妊婦さんが優先座席に座っていたら「若いんだから席を譲りなさいよ！」と年配者に怒られ怖い思いをしたのだとか。
こういう人って『座る権利は自分にあるから当然だ』なんて考えているので譲ってもらってもあんまり感謝しないし、座っている女性が妊娠中とかお構いなしなんだろうなぁ。
ところで、優しさを当たり前のように受け止められつけ上がって来る人たちにイライラしたりモヤモヤしてしまう親切な人たちでさえも、実はいろんなことを当たり前に感じて生きています。
電車は時刻表通りに来る
電気や水道が普通に使える
駅などのトイレは基本きれい
いつでも米・肉・野菜等が手に入る
という生活に関すること、
言わなくてもそれぐらいわかるのでは？
こういう時はお礼を言うのが常識
何日も既読スルーなんて信じられない
挨拶しない人はどうかしてる
みたいなのもそうだし、
夫は働いて妻子を養う
妻は家事育児をメインで行う
夫の年収は共働きの妻より多くないと
関係ない人でも不倫は許されない行為
など、思い込みや暗黙の了解も含めたらいろんな『当たり前』が人の数だけそこら中に存在しています。
当たり前になっていることでも、本当は快適な日常生活を過ごせるよう真面目な人たちがサボらず働いて誰かに気を遣いながら成り立たせているからですが、そんな素晴らしい国に住むことに慣れてしまっているので恵まれているとは思えず足りない方に意識が向く。
駅などは日本ほど丁寧な案内のある国はないと海外に行けばわかるし、無料でウォシュレット式トイレがどこでも使えるのも珍しいそうだし、１００円で超便利な物が買えたり美味しいおにぎりが２４時間営業のコンビニで安価に売られているなど、外国人観光客の話を聞けばどれほど恵まれた環境に身をおいているのかがよくわかります。
なのにそれらが普通になっている私たちは、感謝もしないで
さらに便利でより快適さを！
もっと新鮮で刺激的なモノを！
コスパ＆タイパ最重視で！！
なんて、どこまでも欲深い(;´Д｀)
その上やっかいなのは、自分が不満・不公平に感じることは「当たり前なんて思わないで欲しい」と言うのに、自分にとって都合がいい場合は「そんなの普通」と考え何も思わない。
だから、いつもどこかで誰かが誰かに対して自分の当たり前を振りかざし怒っている。
あるいは優しさを当たり前に受け取られ悲しい思いをしている。
こんな感じでは幸福度が上がるはずないですよね💦
少し話は逸れますが、日本に限らず幸せを感じられる人って物質的に恵まれているとかじゃなく余裕がある人かな？と思います。
有名人のやらかしを「許せない！」と叩いたり、身近な相手にも感情をそのままぶつける感情だけで判断し感情のまま動くのが余裕のない人。
どうして私は関係ない有名人の不倫に対してこんなに腹が立つんだろう？ 感情的になってしまう根底には何があるのかな？と自問を繰り返して行くしかないのですが、自分は正しいor私って可哀そうと思い込んでいたりするので自身を振り返ることをしません。
視野が狭い、対話が苦手、問題解決能力が低い（本当の問題と向き合わない）、思い込みが激しいゆえにイライラすることが多く、他者に幸せにしてもらおう（他人に解決を委ねる）、棚からボタモチを狙うという傾向もあればなおのこと不満だらけの人生になりやすい。
だからどういうタイプでもゆとりを持って心の平和を保ち幸せを感じられるようになるには、一瞬感情が動いても、
溜め込まない
引きずらない
根に持たない
恵まれたものに感謝する
自分にできることを考える
少しずつでもこれらを実践して行くことが大事。
逆の、
溜め込む（ストレス、不満を）
引きずる（未練を持ち、執着する）
根に持つ（いつまでも許さない）
足りない物にイライラ（他者と比較）
他人を変えようとする（相手を攻撃）
これらをやめられない人は、どれほど苦しんでもどんなに頑張っても幸せは感じにくいでしょう。
③に続きます。