いつまでも同じことで悩んでいる人ほど「自信がない」と言いますね。
『自信』を広辞苑で調べると、
自分の能力・価値や自分の言行の正しさなどをみずから信じること。
また、その気持ち。
自分の能力や価値を確信すること。自分の正しさを信じて疑わない心。
とあります。
能力や価値を確信する(かたく信じて疑わないこと)とは書いてありますが、自分がそう思っているかどうかであって、結果を伴うこととはどこにも書かれていません。
つまり、何かをする時に必要なのは
結果が出せそうにないからしない、ではなく
自分を信じてやってみようとすることだと思います。
私たちは無理だと決めつけている場合、やりたくないことをするように言われた時に「自信がない」を断る理由にしています。
自信があると思っているより、自信がないと言っている方が結果が出なかった時の言い訳にもなりますからね(;^_^A
これは私もまさにそういう言い訳を使っていたので気持ちとしてはよくわかります。
だけど、
自分を信じている人
自分のことが信じられない人
どちらをあなたは信頼しますか?
これまで出会った「人を信用していない」と言っていた人たちは、みな自分を信じていない人でした。
そして矛盾しているようですが、
自分は間違ってない!
悪いのはそっち!!
と自分は絶対正しいと思い込んでいるのも自分を信じていない人なんです、不思議ですよね~
自分が信じられないぐらいなので他人を信じられるはずがありません。
そういう意識が芽生える前から親しくしていた人で、絶対に逆らわない自分の思い通りに動いてくれる人のことは信じますが、それって信じていると言えるのでしょうか?(自分に都合がいいだけでは?)
自分も他人も信じていない人が「自分は間違ってない」と言うのは自己防衛。
否定されたくない傷つきたくないので、自分を守るために正しさを主張し時には人を攻撃するのだと思いますが、自分も他人も信じていない人とは良い人間関係を築くことはできないでしょう。
そこまでではなかったとしても、「自信がない」を言い続けると
その言葉で自分を縛り付けることにはなると思います。
今まで、本当はやってみたかったのに自信がないを理由にしなかったこと、ありませんでしたか?
失敗するのがイヤで、できるかどうかわからないことを避けて来ませんでしたか?
何をする時も自信がないと言ってしまうため、やらない習慣ができて脳や体がどんどん怠けて行くのだと思います。
そもそも自信があるとかないとかは性格ではないのに、まるで自分はそういう性格で、そのせいでつまらない人生を送っている、いつも人の顔色を窺ってばかりいて損をしている・・・と思っている人もいるのでは?
自信がないと言うのをやめてみましょう。
何かをしようと思った時に必要なのは、自信ではなく
それをしたいという気持ち
やりたくない、できるかどうかわからないことをしなければいけない時は、
とりあえずやってみようという姿勢
本当にこれだけだと思います。
絶対にできないことは「できません」で大丈夫。
やりたくないこともしなくてもいい。
どうしても嫌なことも「イヤです」と断ってOK。
ただ、やったこともないのに食わず嫌い的に「やれるかどうか自信がないから無理」と言っていると、多分いつまでも自分を好きになれないし、自分を信じることもできないように思います。
まずはやりたい気持ちはあるのに後回しにしている日常の些細なことをやってみませんか?
私もいつかしよう!と思って放置して来たことや苦手な掃除&片付けなんかは、自分のおしりを叩いて「やれ!!」と無理にでもするように仕向けています。
そうするとやればできるじゃない!という気持ちが出て来るんですよね(*^-^*)
その積み重ねだと思います。
まだ今は若いので時間はたっぷりある、そのうちやると思っていても待っているだけではそのうちは来ないですからね。
慣れた状態が1番不安が少ないので、やらないことに慣れてしまうとやることは無理をすることになるため面倒なんです。
「やりたくない、面倒」とは言えない時に「自信がない」という言葉はすごく便利。
年を重ね体が動かなくなってから「若い頃にもっといろんなことをすれば良かった・・・」と後悔したくない人は、便利な言葉を言い続けていないで、小さなことから何でもやってみるようにしましょう。