期待しても無駄
どうせまた嫌な思いをする
なんて思いながらもつい期待しては溜め息をつく、そんな経験ありませんか?
時には裏切られたような気持ちになることさえありますが、期待通りにしてもらえずガッカリしたりイライラするのは
これぐらいのことはしてくれる
と思い込んだから
です。
他者への『期待』って2つに分けられると思うのですが1つは、
【対価に対する期待】
結婚相談所に入れば良い相手と結婚できる
この整骨院なら腰痛を治してくれるかも?
プロに相談すればその人が解決してくれるetc.
などお金を払ったので効果&良い結果を得られると思った、みたいなこと。
もちろんすごく助かった、期待以上だったというケースもありますが、例えば占い・悩み相談・コンサル・アドバイザーにそこそこお金を使っても、もらえるのはヒントやアドバイスのみ。
上手く行くかどうかは
本人の努力と行動次第
だから
頼った相手がこの問題や悩みを
どうにかしてくれるだろう
と、他人任せで理想の結果を期待すればアテが外れるのは当然💧
なのでこのタイプについては説明を省きます(苦笑)
もう1つは、
【身近な人への期待】
こんなに好きだと言い続けているのだから
そろそろ振り向いてくれたらいいのに
言わなくても○○してくれるでしょ
こういう時って普通はすぐ返信するのでは?
友人の相談に親身になったのだから
私の話もじっくり聞いてもらえるはずetc.
こんな感じでそれなりに2人の関係ができていて、これまで自分が相手のためにしたこと、その人に対する愛情や友情があるゆえこの程度のことはしてくれてもいいのにと思ってしまう『期待』
こっちの期待はしてしまうものだと思います。
自分が何も与えず一方的に求めるのとは違うし。
恋人友人配偶者への期待は『情』の表れだったり、大切に思う気持ちやその人を信じているからこそ。
そのため、この人は自分と同じように返してくれない(期待に応えてくれない)=こちらを大事に思っていないと感じることが増えれば相手への想いも信じる気持ちもなくなって行きますよね・・・。
相手の忙しさや状況を考慮したり考え方も異なると理解していても、虚しくなったり寂しく感じてしまうことが何回も続くとやがて
相手に期待しない
=もう信じない
となってしまう。
だからと言ってよく知っている相手には期待して当然ではなくて。
私たちは相手にしてもらったことより、してあげたことの方を35倍(!!)も覚えているのだそう(;゚Д゚)
それと辛い出来事、嫌なことをされた記憶は残りやすい。
モヤモヤする相手にも間違いなくガッカリさせられる別の相手がいるし、誰かの期待に応えない言動をこちらもしているんですよね💦
なので(私ばっかり・・・)(どうして○○してくれないの?)と苦しくなった時は、相手がしてくれて嬉しかったことを過去から現在まで思い出したり紙に書き出してみてはいかがでしょうか。
他にも期待外れだと感じやすい理由として、
私だったらこうするのに
私はあんなこと絶対に言わない
前はこうしてくれたから
今回もそうしてくれるだろう
という考え方が挙げられます。
昔の私はけっこう「私だったら・・・」というセリフを言ってました(;^_^A
他人との線引きができてなかったか、他人と自分は全く違う人間ってのが理解できてなかったんでしょうね。
「私なら○○するけど、この人は○○しない人なのね」と毎回自分に言い聞かせるしかない。
私は甘党だけどこの人は辛い物が好きなのね、と同じです。
期待通りの反応が返って来ないのは、
*自分と相手の捉え方&感覚等の違い
*何を求められているのか
相手がわかっていない
案外こんなシンプルな理由だったりします。
やって欲しいこと&されると嫌なことは(言わなくてもわかって!)と期待するのではなく、その都度具体的にどうして欲しいのか伝える必要があります。
最終的に期待してガッカリを繰り返す相手との付き合いをどうしよう?でみなさんも悩むと思いますが、「こうして欲しい」とハッキリ伝えてもダメな相手の場合は割り切れるかどうかにかかって来ます。
①こういう人だと割り切って付き合う
②良い面だけ見る、必要な時だけ頼る
③その人と同じ程度のことだけする
④自分からはアクションを起こさない
⑤親身にならずこちらも相談したり
大事な話はしないようにする
⑥上記のような関係を寂しく思うなら
いっそのこと距離を置く
こんな感じでしょうか。
表面的な付き合いになるかもしれませんが、関係を続けたいなら自分の意識か行動を変えるしかありません。
そんな風にできない人は1人時間を充実させましょう。
自分の好きなことに集中したり自分のために時間を使えていないので悩むし、他人をどこかでアテにしているからイライラしたりガッカリするのだと思います。
それと『私は与え過ぎじゃなかったかな?』を考えてみてくださいね。
私自身がそのタイプなのでそう思うのかもしれませんが誰かに期待する度にガッカリする人は、誰かの期待に応えようと頑張る人、いろんなことに気がついて自分でやってしまう人、情が深く親身になれる人、相手の話をちゃんと聞いてたっぷり共感もして、いっぱい尽くして来た人なんじゃないかと。
求められていないのにこういうことが自然にできてしまう人は、そうじゃないタイプに比べると与える量が圧倒的に多い。
相手もこちらを大事に思っていれば同じように返してくれるだろう、だって普通のことだから・・・みたいな感じで期待してしまうんじゃないでしょうか。
私の肌感覚では与える量の多い人は2割、普通~他者に関心ナシで与えてもらう一方が8割ぐらい。
だからギバーとテイカーぐらい差が出るような相手には期待するのではなく与える量を減らすことが大切。
期待するだけ無駄だから諦めて生きましょうとは私は思わないです。
期待してなかったことをしてくれる人もいれば同じような言動を返してくれる人だっている。
良かれと思ってしたのにガッカリさせることもあれば、適当に言った言葉が刺さったと感激してもらえることもある。
したいことをして言いたいことを伝えて、それで相手が救われたらそこで完結させて同等の見返りを求めない。
たまたま相手のしてくれたことが嬉しかったら感謝をする、でも期待には応えすぎない。
そういうのが1番いいんじゃないのかな?
植物も水を与え過ぎると根腐れしてダメになっちゃいますからね。
尽くし過ぎる女性は大事にされないように、相手にも同じことを期待してしまうほど多くの優しさや思いやりを見せるのも良くないのでしょう。
2割以下ですよ、たくさん与える側の人は。
そもそも同じぐらい返してくれる相手など滅多にいないってこと。
その2割かもしれない人は他者に期待するのをやめ、自分の与える分量をコントロールして行きましょう。
(☟こちらも合わせてお読みください)
都合のいい人になってはいけない理由