今期は珍しく月曜から日曜まで毎日何かのドラマを見ています。


夢中になるほどのドラマはないけど、続けて見ていると最初は面白くなくても途中から急に面白く感じて来たり何を伝えたいドラマなのかはわかって来るので、どのドラマもそれなりに楽しんで見ています。




１番面白いかな？と思っているのは今田美桜さん主演の『悪女（わる）』


こういう演技もできる女優さんだったんだ！とそれが新鮮だし、好き嫌いが分かれそうな難しい役柄をすごくいい感じに演じていますよね(*^-^*)




第９話では、入社以来何かと頼って尊敬もしていた先輩に逆らい、大好きな憧れのT.Oさんの知りたくなかったダークな一面を知ることになりました。





これって実際でもあるあるですが、どういう人かよく知る前に一面だけを見て好きになるのは、相手を理想化もしくは美化しているだけだったりします。





曇りガラス越しで相手を見ているようなもの




本当は見えているのに見えていないフリをしたり、自分に都合よく解釈したり、まさかね・・・と打ち消そうとしたりして、好きな人を嫌いになるような部分は見たくないという心理が働きやすくなります。




ある程度付き合って結婚をしたのに「こんな人だとは思わなかった💧」となるのは、結婚という安定＆保障のできた状態になってからくっきりハッキリよく見えるクリアガラスで相手を見るからです(;^_^A







最近結婚が決まったある女性は、ほんの１年前まで「いい子でいないといけない」という呪縛が解けず、本音を言うと嫌われると思い込み、嫌なことを言われたりされたりしても自分が悪いと思ってしまうような、自信もなければ自己肯定感も低い状態でした。





自分の内面と向き合うことで自ら呪縛を解くことができたので、今の彼に対しては思ったことが何でも言えるようになっていて、不機嫌な態度すら見せられるようになったのだそう。





どうしてそこまで変わることができたのか聞いてみると、

＊（彼の）第一印象はあまり良くなかった

＊他にいいなぁと思う人がいたので遠慮なく接することができた

＊少しずつ彼の良い面を知るようになった

＊いろんな話を聞くことで彼を深く理解できるようになった

etc.





これまでの人とは表面的なコミュニケーションしか取ってなかったけど、彼とは深い部分までコミュニケーションが取れたから




とのことでした。





つまり、相手をよく知る前から好きにならなかったのが良かったのです。

女性の場合、出会ってすぐ自分の方が先に好きになったり夢中になってしまうと



嫌われたくない



この考えが出て来て、本当の自分を出そうとしなかったり思ったことが言えなくなってしまいます。





付き合って行くうちに徐々に自分を出せる人はいいけど、常に嫌われたらどうしよう？という不安を抱えてしまう人は交際が長くなっても全然ラクにならないんですよね(;・∀・)



むしろ自分ばかり我慢をしているような気がする・・・とさえ思ってしまう。





先程の女性のように少しずつお互いを知って、相手を理解することと好きになるのが同時進行であれば、それほど自分を出すのが得意ではない人でも、好きな人に言いたいことが言えることもあるのですね。






『持続可能な恋ですか？』というドラマを見ているとけっこう私はモヤモヤするんですが（苦笑）、それは登場人物のほとんどが伝えた方がいいことを言いたい相手に言えていないから。





好きだけでは難しい恋は確かにあるけど、それ以前に思ったことを素直に言い合えない（or相手が話を聞こうとしない）関係は見ているだけでもしんどい💦





それは恋や結婚に限らず、友情でも職場の人間関係でも同じ。





この人には何でも言いやすいとか、こっちの人に何か言うと倍になって返って来て面倒とか、その相手に特別な感情を持っていなければ
どういう人か見分ける能力は誰にでも備わっている（はず）





全ての人に思ったことが言えるなんてことはないし、一生懸命伝えてもわかってくれない相手はいます。





話を聞いて理解しようともしてくれない相手に一生懸命になるから苦しい・・・と悩むのです。





相手を変えようとするのではなく、気兼ねなく思ったことが言えそうと感じた相手とだけ親しくなろうとすれば人間関係におけるストレスはかなり軽減されるのでは？





自分の考えを押し付ける、自分にとっての普通を相手にも求める、そもそもこちらの話を聞こうとしないで決めつけて来るような人とは距離を置いていいのです。





どんなに見た目が好みでスペックが良かったとしても、最終的には人と人としてコミュニケーションを取ることになります。





友人や恋人＆結婚相手などは、自分を認めて受け入れてくれる人、相手のいろんな面を知っても一緒にいたいと思える人を選びましょう。