心理学の勉強をしていると意識無意識顕在意識潜在意識という言葉をよく目にします。



スピリチュアル系に興味のある人も1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
引き寄せの法則とか、幸せになれる考え方等の本などでも必ず書かれている言葉ですよね。




意識と無意識の違いはそのまんま、何かを選ぶ時に自分でそれをわかって選択しているのが意識的、なぜそれをしようと思ったのかわからないけど選んでしまったのが無意識。




顕在意識と潜在意識の違いも同じようなもので、普段よく使っていて言葉で説明ができるようなはっきりと自覚がある意思決定や論理的な判断、希望や願い、五感(視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚)などが顕在意識





そして90%近くも使えていない(奥で眠っているとされる)のが潜在意識で、直感や本能的な行動、自覚のない思考パターン、習慣、過去の記憶から形成されて来た性格等のことで、何かしてしまった(言ってしまった)もののなぜそうしたのか上手く説明できないようなことをそう言います。




他人から指摘されるまで自覚していなかったクセや性格、考え方などが潜在意識だったりします。





昔からの友人はあなたを「この人はこういう人」と受け止めているのでわざわざ指摘したりしませんが、例えば知り合って間もない人に「あなたってすごく○○なところがあるよね」と言われ、(え?私ってそうなの??)と思ったようなことがあれば、それが無意識&潜在意識によりこれまで自覚なく行っていた言動ということになります。





人はみんな『私はこういう人間』と自覚している部分もあれば気づいていない部分もあって。



それを引き出しに例えると、


✅よく開けて使う引き出し
✅あることさえ気づいていない引き出し
✅一定の条件が整った時だけ使う引き出し
✅開かずの扉のような開けたくない引き出し


など、様々な引き出しを持っています。



臨機応変に器用に立ち回れる人、自分のことがよくわかっている人、普通の人ではなかなか辿り着けない域まで能力を解放できている人というのは、自分の中のいろんな引き出し(潜在意識)を上手く使いこなせている人ではないかな?と思います。





空模様はいろいろ 人もいろんな表情や一面を持っている





引き出しをシーンによって使い分けるというのは、自分のいろんな面を知って、その場その場で持っている引き出しの中から最適な自分を選んで出すことができるということ。




考えがブレているとか芯がないのではなく、TPOで使い分けられる能力がある言った方がわかりやすいでしょうか。




楽しむ場では思う存分楽しむけど仕事になると私情は挟まないとか、空気が読める人もそういうことです。




自分の良さや能力を最大限まで広げて迷いなく進んで行ける人。



自分より理解力や実力が劣ってそうな相手に知識をひけらかしたり難しい言葉で相手を困らせたりしないで相手にわかるような言葉で説明できたり、相手の理解に合わせて方法や教え方を変えられる人。



同等だと見なした相手にマウントを取ったりせず、他人を否定することで自分を正当化したりしない人。



動物や小さな子供の前では怖がられないよう配慮ができて、歩くのが遅い年配者と歩く時や会話をする時はゆっくりと合わせることができる人。




こういう人が私の思う『引き出しを上手く使いこなせている人』です。




考え方や意見を何でも相手に合わせるのではなく、立ち位置やペースなどを合わせられるような人。
だから八方美人とは違う。




自分に対する決めつけがあって良くないレッテルばかり貼っていると、本当はいろんな引き出しを持っていてそれが使えるともっとラクに楽しく生きて行けるのにできなくなってしまいます。




自分を深く知る
心の奥にある本心を探る
思いや感情を表に出す



そして他の人のことも
表面的な部分ではなく
しっかりとどういう人なのか見て
話に耳を傾ける




こうすることで潜在意識にアクセスしやすくなり、本当の自分がわからない、なぜこんなことをしてしまったのか理解できないことが少しずつわかるようになり、知らない間についてしまった習慣を見直したり、思考のクセやパターンの書き換えがしやすくなるのですね。






私は元々関心が自分に向けられる内向的で恥ずかしがり屋&自意識過剰な部分と、行動力があって大胆かつポジティブという両極端な面を持っていて、ずっと本当の自分はどっちなんだろう?と考えていた時期がありました。




神経質な部分と大雑把な部分もあるし、地に足が着いた生真面目さもあるのに個性が強く集団行動が苦手、心配性で怖がりなのに普通の人と違う発想をすることも多く、いつも正反対と思える要素が自分の中に見え隠れしていたように思います。





だけど両極端な面どちらも本当の私で、こうやってバランスを取っているんだと気づいてからは割といつも誰の前でもそのまんまの自分でいられるようになり生きやすくなりました。





そんな風に自分らしさを出した方が合う人合わない人がわかるし、ちゃんと受け入れてくれる人も見つかって来たんですよね。




だから今はたくさん引き出しがあるのは良いことで、いろんな引き出しに気づけて本当に良かったと思っています。





私がこれでラクになったからあなたもラクになれますよ、と言えるほど簡単じゃないことは十分理解しています。




これで上手く行ったからあなたも絶対大丈夫なんてこともないので、無理なく合った方法で自分を解放できるのが1番。




ただ誰でもみんないくつもの引き出しを持っているのは確か。



それを引き出してくれる人と出会えるか、内面と向き合って自分で気づくのかの違いだけです。



ぜひ自分の中にある眠ったままの引き出しを見つけて欲しいと思います。





こういう自分では気づかない無意識を知るのに占いやカウンセリングは役に立ちます。



占いとカウンセリングはアプローチ法こそ違いますが、あなたを全然知らない人に話を聞いてもらうことで違う視点から自分で気づいていない『あなた』を教えてもらえるかもしれません。

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