☟前回の続きのような内容になります。

被害者を責めて加害者を庇う心理




SNSを見ていると☟たまにこういう感じのが流れて来ます。




○○した側がおかしいのに
どうして○○された側が
我慢して許そうと努力したり
変わらないといけないのか




具体的な内容を忘れてしまったのでこんな書き方になりましたが、「他者を傷つける方が悪いのに、どうしてこちらが器を大きくして相手を許してあげないといけないのか?」みたいなことです。





時代は変わったと言うものの、世の中はまだまだ変と言うか理不尽で納得行かないことがありますよね。




どうして加害者有利な仕組みなんだろう?って考えていたら、前回のブログを書いている最中に


おかしな考えを標準として
受け入れているせい


だと気づきました。




例えば「1人暮らしの男性の家に行く女性もその気がある」という発想。



他にも「部屋の中に男女二人だけでいたら何が起こってもおかしくない」や「納得できなくても親に逆らってはいけない」「社長命令は絶対」とか「芸能界は仕事をもらうために枕営業などが当たり前にある世界」など。




男性の家に女性が行けば&男女が1つの部屋の中にいる状況になれば「そういう行為をしてしまう可能性がある」「枕営業して仕事をもらうのは芸能界なら普通のこと」と暗黙の了解みたいに多くの人がそういうものとして理解してしまっているからです。




でもこれらはどれも男性の勝手な言い分&都合のいい考え方から発生してるように思いませんか?





多くの女性にとってそういう行為をする相手は好きな人もしくは恋人などであり、お互いに盛り上がって思わず・・・を除けば、まずは気持ちを確かめ合って関係性をはっきりさせてそれからそういう風に進展して行くのが普通。




付き合ってなくても好きな人だったら断って嫌われたくない。
そう考えて仕方なく受け入れてしまうことはある。




だけど「イヤです」と断っているのに無理矢理ってなったら話が全然違うと思うんですよね。



仕事をもらうために肉体を差し出すってのもすごく奇妙なこと。


男女逆のことも普通にあったとしたら(若い男性を年上女性に差し出す風習とか)男性だって「人権侵害だ!」って怒ると思うんだけどなぁ・・・





元々そういう考え方が普通だったわけではなく男尊女卑がベースにあり、トクをする側が「上の言うことは絶対服従」という考えを世の中に広めて、モヤモヤしつつも物分かりの良過ぎる私たちが受け入れてしまった結果なのでは?と思いました。





なんで男性の家に行っただけでOKという話になる?


付き合っている2人ならわかるけど、気持ちすら告白されてない段階で(こちらの気持ちを聞くこともなく)家に来たからというだけでそういう行為を当たり前にしようとする方が絶対におかしい。




監督に求められたらそういう行為をしないと役がもらえないとかも、芸能界が最初からそういう世界だったのではなく誰かがそういうことをやり始めて周りが見て見ぬフリをしたから『そういうもの』になってしまっただけ。






声をあげる人が少なかった。
言っても誰も賛同してくれなかった。
あるいは反論したせいで余計に嫌な思いをさせられることになったのかもしれません。









とにかく、私たちは誰が言い出したのか誰が得をするための考えなのかを深く追求しないまま、あまりにもこのような一方的な感覚をそういうものなんだと受け入れ過ぎて来たのでしょう。





世の中の多くの人が嫌なことをイヤと言えず断るのが苦手なのも、反論するのは良くないと思い込まされ違う意見を述べることへの恐怖心みたいなものを植え付けられているからでは?






立場的に弱い者だけが我慢しなければいけない世の中を変えるためには、知らない内に受け入れて慣れ過ぎてしまったおかしな考えに気づくことが大事で、立場関係なく普段からおかしいことはおかしいと声をあげてどうしても無理&イヤなことは勇気を出して「NO」って言う習慣を身につける必要があると思います。





間違っていると感じながらも逆らうと怖い、仕事や立場を失うかもしれないと考えて黙って受け入れるのでおかしな考えの方がまかり通って『普通』になってしまうのです。





掩護する気は一切ないけど、加害者側も最初にそういうことをした時にビシッと注意されたり大勢からNOを突きつけられていれば、こういうことは許されないと学んだはず。




有名人なので、上の立場の人だからという理由で誰もそのことを咎めずにいたために、何をしても許されると思ってしまったってこともあるでしょう。






もちろん上の立場の人に反論するのは難しいし怖い。




だからと言って仕事を失ったらどうしようと考えて嫌々応じ、もっと大事な心や健康を失う方がよっぽどか大きな損失。






おかしな考えに支配されないためには対等な立場の恋人・配偶者・友人など、1対1で関わる身近な人に対して日頃から自分の意見や考えを述べる練習をする、おかしいと感じた時に我慢して合わせたり笑顔で許してしまうのではなく「やめて」「納得できない」と早い段階から伝えて行き、嫌という気持ちを表現したりキッパリ断わることに慣れるのが重要。





そうしなければ相手に合わせて無理や我慢を重ねる側はずーっとそういう態度を続けることになり、無理や我慢をさせていると知らない相手は何をしても許されるといつまでも勝手な振る舞いをし続けると思います。



心理カウンセラーが友人・人間関係の話をお聞きします ☘️イライラ・モヤモヤ・納得できないこと思う存分お話ください